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吉良吉田駅
吉良吉田駅は、名古屋鉄道(以下、名鉄)西尾線の終点、蒲郡駅の起点、旧三河線の終点。
名鉄電車全線2DAYフリーきっぷを使って、名鉄全線乗りつくしを行っている最中、乗換として訪れたのが吉良吉田駅。
素通りだけの予定だったが、予想以上に面白い駅だったのでブログに纏めてみました。
西尾線ホーム
新安城~吉良吉田駅を結んでいる西尾線。吉良吉田駅は、西尾線の終点駅となっている。
![吉良吉田駅に停車中の3300系](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/3300-KIRASYOHIDA-202209090828.jpg)
吉良吉田駅の西尾線ホームは3,4番線。
その3・4番線は、急カーブになっており、1両目から2両目以降の車両が全く見えない。
![吉良吉田駅(名鉄)](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/03/KIRAYOSHIDA-MEITETSU-202209090829.jpg)
急カーブすぎて、ホームと車両扉の間に隙間がある。隙間は人がスポッと入れそうなほど大きい。
![吉良吉田駅と列車の隙間](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/KIRA-YOSHIDA-PLATFORM-2-20220829.jpg)
一番感覚が空いていると思ったのが、駅舎に近い車両。
歩幅を50cm以上伸ばさないと安全に乗れないのでは?と思うほど、広く空いている。
ホームと車両の隙間が広すぎるので、普段は見れないはずの車両下にある線路が余裕で見える。
更に驚くのが、これだけ隙間が空いているのに東武浅草駅みたいなスロープは一切なし。自分で安全だと思う扉を見つけて乗降する必要がある。
![吉良吉田駅に停車中の3300系](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/KIRA-YOSHIDA-PLATFORM-5-202209090829.jpg)
一通り見たが、西尾線が止まる3番線の扉位置には、赤色のマーカーが付いている。
注意して乗降してねという合図だと思われるが、マーカーは一定の間隔で付いていた。
グーグルで吉良吉田駅のことについて調べていると、ホームの隙間を実際に調査している人がいた。
それによると、隙間は24~35cm。
そりゃ、隙間が広く感じますわ(´ー`)
![吉良吉田駅(西尾方)](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/KIRA-YOSHIDA-PLATFORM-4-FOR-NISHIO-202209090827.jpg)
西尾線の線路は、ホームから少し進んだところで合流。単線となり、西尾方面へ続いている。
![吉良吉田駅(蒲郡方)](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/KIRA-YOSHIDA-PLATFORM-3-FOR-GAMAGORI-20220829.jpg)
一方の蒲郡方。西尾線は吉良吉田までだが、線路はそのまま蒲郡線と合流している。
西尾線と蒲郡線は直通できる仕組みになっているものの、直通している列車は無し。2008年のダイヤ改正により完全に分断されている。
![駅名標(吉良吉田駅)](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/KIRA-YOSHIDA-STATION-SIGN-FOR-NAGOYA-202209090827.jpg)
吉良吉田駅3・4番線にある駅名標は、西尾線の次駅「上横須賀」の記載はあるが、蒲郡線・三河鳥羽駅の記載は無い。
蒲郡線ホーム
![吉良吉田駅・蒲郡線乗換改札](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/TRANSIT-FOR-GAMAGORI-AT-KIRA-YOSHIDA-202209090830.jpg)
駅舎の出入口付近にある改札とは別に、蒲郡線のりかえ改札がある。
蒲郡線は切符のみで、交通系ICカードの利用は不可。ICカードで西尾線以北より乗車した場合、のりかえ改札の窓口で精算する必要がある。
![駅名標(吉良吉田駅)蒲郡線](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/KIRA-YOSHIDA-STATION-SIGN-FOR-GAMAGORI-2022090931.jpg)
2番線の駅名標。蒲郡線専用で、三河鳥羽駅のみ記載されている。
![吉良吉田駅・2番ホーム](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/KIRA-YOSHIDA-PLATFORM-6-PLATFORM2-202209090831.jpg)
蒲郡線は6000系2両編成。
2番線も少し面白いことになっており、6000系の扉位置が高いのか、それとも2番線のホームが低いのか。車内の床とホームに24cmもの高さがある(←いつものウィキ情報)。
3・4番線がホームと車両の隙間なら、2番線はホームと扉の高さ(車内の床)。
どうしてこうなった(´-ω-`)
いずれにしても、吉良吉田駅で乗降する際は注意が必要となっている。
![吉良吉田駅・旧三河線](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/REMAINS-MIKAWA-LINE-AT-KIRAYOSHIDA-20220909.jpg)
吉良吉田駅の西側、線路が続いているように見えるが、数百メートル先で線路が止められている。
これは、2004年まで碧南に続いていた三河線の廃線跡である。
2番線の先にある線路は、留置線として使用できそうだが、現在も使用されているかは不明。
![蒲郡線(吉良吉田駅)](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/GAMAGORI-LINE-AT-KIRAYOSHIDA-1-202209090834.jpg)
吉良吉田駅発車直後の蒲郡線は、線路や架線が複雑に入り組んでいる。
西尾線と蒲郡線が繋がる線路は、ほとんど列車が通っていないため錆びれていた。
また、かつて三河線のホームとして使用されていた1番線も、蒲郡方より乗り入れ可能となっている。
![吉良吉田駅場内信号(蒲郡線)](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/GAMAGORI-LINE-AT-KIRAYOSHIDA-2-202209090834.jpg)
吉良吉田駅の蒲郡線場内信号。左が2番線、右が西尾線(←多分)。
蒲郡線の発着は2番線なので、基本的に左側の信号しか使用されていないようだ。
駅舎外
![駅舎(吉良吉田駅)](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/KIRA-YOSHIDA-STATION-BUILDING-202209090944.jpg)
蒲郡⇔吉良吉田駅を往復乗車。その後、吉良吉田駅の外へ。
![踏切より吉良吉田駅2番ホーム](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/PLATFORM-FROM-RAILWAY-CROSSING-NEAR-KIRA-YOSHIDA-STAITON-20220909.jpg)
2番線のホームより見えていた踏切から蒲郡線ホームを撮影。
列車の止まっている線路の右側、旧三河線で使用されていた1番線のホームは使用されていないものの、入換信号は点灯している。
ふれんどバス(名鉄バス)
![西尾市マップ](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/NISHIO-MAP-20220909.jpg)
2004年に廃止された名鉄三河線・吉良吉田~碧南駅間。
その区間を代替するバスとして、コミュニティバス「ふれんどバス」が運行されている。
コミュニティバスだが、運行を行っているのは名鉄バス。
![名鉄バス・吉良吉田駅バス停](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/MEITETSU-BUS-KIRAYOSHIDA-STATION-BUSSTOP-20220909.jpg)
名鉄バスが運行を行っていることもあり、バス停は名鉄バス仕様になっている。
![吉良吉田駅・発車時刻表](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/DEPARTURE-TIMETABLE-AT-KIRAYOSHIDA-BUSSTOP-20220909.jpg)
コミュニティバスは1時間に1~4本。
一部便を除き、列車に接続する形で運転されており、結構便利である。
![名鉄バス(吉良吉田~碧南)路線図](https://www.fuk-traveler.com/wp-content/uploads/2023/04/MEITETSU-BUS-FREND-BUS-ROUTE-20220909.jpg)
吉良吉田駅~碧南駅を通るバスの路線は1つのみ。
ふれんどバスがあくまでも名鉄三河線の代替として運行されていることが分かる。
運賃だが、コミュニティバスということもあって200円。更に、交通系ICカードの利用が可能!
蒲郡線は利用不可でふれんどバスではOKという、少し面白い状態になっている。
なお、ふれんどバスの詳細情報については、西尾市のホームページが一番分かりやすいと感じました。
ふれんどバスの時刻表・定期券等については、リンクより確認してください。
ふれんどバス(西尾市HP)
吉良吉田~碧南を列車で移動する場合、1時間20~30分掛かり運賃も1,010円。
ふれんどバスで移動すると、37分200円。
圧倒的にバスの方がうまい・安い・早い。
吉良吉田~碧南のワープにもいいし、三河線の廃線跡巡り、観光にも便利。
それでは、今回はここまで('ω')ノ
駅訪問記は、他にも色々!
訪問日:2022年9月