両隣の駅・・・否、どこへ行くにしても運賃が高額な京成電鉄・成田湯川駅を訪問した続き。
今回はタイトルの通り、印旛日本医大駅に訪れます。
印旛日本医大駅は京急・羽田空港駅や都営浅草線の駅、列車の行先表示等で見かける方も多いかと思いますが、印旛日本医大駅がどこに存在して、どんな駅までかは分からない人が多いかと思います。
(関東圏に住んでいても「どこ?」っていう人は多いと思いますが・・・笑)
そんな疑問を私も持っていたので、実際に印旛日本医大駅へ行ってきました。
目次
成田スカイアクセス線(京成成田空港線)
印旛日本医大駅は「千葉県印西市」に存在する駅で、成田空港から3駅目に存在。その為、県外からだと成田空港経由が非常に訪れやすいです。
この日は冒頭にも書いた通り、成田湯川駅を経由して印旛日本医大駅へ。乗車中の列車は成田スカイアクセス線・北総線経由で運転されているアクセス特急です。
アクセス特急が走っている路線は京成成田スカイアクセス線(正式名称:京成成田空港線)。
2010年7月開業ということもあり、線路は高架線・高規格になっています。また、スカイライナーの160km走行が可能な区間にもなります。
座っている座席は、運転席近くにある座席。運転席後ろの座席からは成田スカイアクセス線の線路を遠くまで見渡せます。
線路の周りは田んぼや農地関係の建物が多く、一般住宅はあまり見られませんでした。こういう風景を見ると新幹線に乗っている気分でした(笑)
それにしても、成田スカイアクセス線の線路を見ていると中々アップダウンが激しいなと思いました。高架線のイメージは、「ほぼ平坦。アップダウンがあっても緩やか」というイメージだったので・・・
北総線と成田スカイアクセス線の境界駅
成田湯川駅から5分ほどで印旛日本医大駅に到着。
印旛日本医大駅の駅舎はとても特徴的で、遠くからでも「印旛日本医大駅の駅舎がある」というのが直感的に分かりました。
また、駅の手前・右手に北総線の折り返し設備が見えます。
印旛日本医大駅に到着&ホーム探索
京急の車両に乗ってきましたが、羽田空港で京急の時刻表を見るとたまに「印旛日本医大」という文字を見かけることがありました。
印旛日本医大ってどこだ?と思いながら品川や京急蒲田で降りていましたが、遂にその印旛日本医大駅に来ることが叶いました(笑)
京急の車両に乗って印旛日本医大駅に到着。アクセス特急はこの後「羽田空港」へ向かいます。
駅から離れていく京急の車両。その手前には、上り線ホーム(1番のりば)への渡り線があります。
京急の車両を見送ったのち、北総線の線路から視線を右に向けると謎の空き地とソーラーパネルが大量に設置されています。
この空き地は、成田新幹線の建設予定の跡地。今は北総線と成田スカイアクセス線に切り替えされているので、実際に走ることはありませんが現在も巨大な空き地として健在しています。
成田スカイアクセス線といえば160kmで走るスカイライナーを思い浮かべますが160kmの境はこの印旛日本医大駅になっているようです。
160kmでの運転が可能か。その特徴が一番表れているのが信号機になります。
まずは、ホームから京成高砂方の信号を見ると、一般的な信号機が設置されています。
ホーム端の標識を見ても、AE(スカイライナー)の最高速度が130kmと表記されています。
北総線区間は最高でも130kmで走ってね!・・・ということで、北総線内で160kmで走ることは無いようです。
今度は成田空港側の信号機を確認。
写真が逆光で暗くなっているが、信号機は先ほどの一般的な信号機と違い、縦長の信号機。この信号機は、高速進行が点灯できる信号機になっています。
右下、見づらいですがAE(スカイライナー)の最高速度の表記が160kmになっています。
成田湯川駅にも同じ速度標識がありましたが、その時は両方向160kmの表記。印旛日本医大~成田空港第2ターミナル駅間は
160kmでの走行が可能になっているようです。
「高速進行」が気になる方は成田湯川駅も参照
【駅巡り】各駅への運賃が高い京成成田スカイアクセス線・成田湯川駅
ホームをうろついていると、当駅止まりの北総鉄道の車両が到着。
乗客確認で数分停車した後、引き込み線へ引き上げていきました。
簡単な紹介
開業は2000年7月22年。先に開業していた京成高砂~印西牧の原駅を延長する形で印判日本医大駅まで開業。北総線の終着駅に。10年後の2010年7月17日に成田スカイアクセス線が成田空港駅まで開業したことにより、成田スカイアクセス線の途中駅に。
また、副駅名として「松虫姫」が付けられています。
駅舎
印旛日本医大駅の外に出てきました。
駅の到着前に見えていた謎の建物は、塔の形をしている展望室だったようです。
困った時のウィキペディアによると、展望室は改札内にある階段から行けるとのこと。ただし、通常は展望室の公開はされておらず、イベントの時のみ公開されているようです。
改札内に鎖と謎の階段があったのを覚えていますが、まさか展望室への階段だったとは。
封鎖されているので、何かの機械が置いてある部屋へ続くか駅員の宿泊施設があるのかと思っていました。
印旛日本医大駅の出入口。出入口はこの1か所のみです。
駅の入口を出てすぐ目の前にはバス停があり、バスが到着すると多くの方が駅の中に入っていくのが印象的でした。
バスで病院や学校に行けるようなので、そこへの通勤・通学・通院の方が利用されているかと思われます。
駅舎内
駅舎の中へ戻ってきました。
改札機や自動販売機は駅の端っこの方にある為か、駅の中は解放的に感じます。
天井の方は少し開放感のあるデザイン。日中ということもあり、天井の方も明るかったです。
改札付近には宅配ロッカーが設置されています。印旛日本医大駅から見渡せる範囲にコンビニがないので、駅で荷物を受け取れるのは非常に便利です。宅配ロッカーがあると家でわざわざ受け取る必要がなく、時間的な制約を受ける必要がありません。
宅配ロッカーの横には自動販売機が数台設置されています。飲み物は今回必要なかったので、アイスを購入しました。
特段お腹は空いていなかったのですが、セブンティーンのアイスクリームを久しぶりに食べたかったのでクッキー&クリームのアイスを購入!
久しぶりにセブンティーンのアイスを食べましたがやはり美味しく、あっという間に食べてしまいました(笑)
券売機&運賃表
少し話が逸れたところで、続いて券売機。
印旛日本医大駅の券売機の設置は少し特殊で、北総線経由の券売機と成田空港・空港経由千葉方面の券売機に分かれていました。
これについては、北総線と成田スカイアクセス線で運賃計算が異なるので、最初から券売機を分けていると思われます。
印旛日本医大駅からの運賃表。全体的に運賃が高め。
というのも北総線・成田スカイアクセス線ともに他の鉄道会社より運賃が高めに設定されています。これについては、千葉ニュータウンや建設費の問題が絡んでくるが、話が長くなるので割愛。。。
一方、北総線から京急線に乗り入れる列車もあるということで、京急線内全ての駅までの運賃表記されています。京急線方面は羽田空港へ行く人が多いためか、フォントが大きく一番目立っています。
なお北総線については、2022年10月1日に待望されていた運賃値下げが実施されます。定期・定期外といった全ての運賃が値下げされますが、特に通学定期に至っては約65%値下げするという訳が分からないことをやっています(笑)
今までがむしろ高すぎだったのかもしれないですが・・・
詳細な運賃については、ニュースリリースをご確認ください!
改札、再びホームへ
続いて改札。
改札機で入出場できる場所が3か所。有人改札が1か所あります。有人改札では、1日乗車券といった企画券が購入可能です。
この時は期間限定で販売されていた北総線1日乗車券が購入可能だったので、有人窓口で購入。
切符は磁気券で、ICカード専用以外の改札で使用可能。運賃が高めの北総線を1,000円で乗り放題。大変有難い切符です。
改札を少し進んだ所には、発車案内があります。
日中の時間帯、京成高砂方面は普通列車3本。アクセス特急が1~2本あります。成田空港方面に関してはアクセス特急のみが乗り入れており、1時間に1~2本です。
ホームに降りると北総線の普通列車が到着。引き込み線に引き上げた後、折り返し京成高砂行きの普通列車として運用されます。
一方で北総線内は上野~成田空港を結ぶスカイライナーが通過する駅になります。普通列車が引き込み線へ引き上げた後、上りのスカイライナーが最高速度ではないとはいえ、速い速度で通過していきました。
日暮里・京成上野駅へ向かうスカイライナー。
1度だけ乗ったことがありますが、印旛日本医大駅~成田空港駅間は景色の流れが本当に速かったです。また乗りたい・・・。
ということで、印旛日本医大駅の駅探訪は以上になります。
印旛日本医大駅近くに目立った商業施設は無いので訪れにくいかもしれないですが、公園や副駅名となっている松虫姫の関連スポットが多数あるようなので、気になる方は訪れてみてはいかがでしょうか。
それでは、今回はここまで('ω')ノ
隣の駅
駅訪問記は、他にも色々!
訪問日:2022年1月