段々と暑くなってきた7月上旬、熊本県・宇土~三角(みすみ)駅を結ぶ三角線に乗車。その三角線の途中駅に赤瀬駅という秘境駅があります。
赤瀬駅へ行くのは2度目ですが、久しぶりの訪問。夏の時期は初めてなので、楽しみにしていました。
目次
三角線・赤瀬駅(熊本県)
昼と夕方の中間である15時台に赤瀬駅到着。
下車したのは自分だけ。
ホームに降り、周囲を見渡して思ったのが「ここは南国か!」。
列車が見えなくなるまでお見送り。
トンネル内を走行するキハ40形のディーゼル音がしばらく響いていました。
ホーム
トンネルを走行するキハ40形のディーゼル音が聞こえなくなると、聞こえてくるのは自然の音だけ。
周囲に人の気配を感じない中、ホームを散策していきます。
ホームの周囲は森林・草地。人工物がホーム・線路以外見当たらないのが逆に凄い。
この辺りだけ切り取ると、小幌駅や小和田駅といった名立たる秘境駅と良い勝負になりそうw
ホームの真ん中あたりの花壇、明らかに人為的に植えられた花が綺麗に咲いていました。
近隣の方が花壇、ホームを綺麗にしてくれていると思われます。
出入口付近にある待合所。
待合所は屋根が付いており、雨風は最低限しのげるようになっています。また、ベンチも設置されています。
三角線は1時間に1~2本。熊本~宇土半島の地域輸送を担っているので、それなりに本数があります。
現在の赤瀬駅時刻表(JR九州ホームページ)
待合所、時刻表横に設置されている近距離運賃表。
主要駅である熊本駅まで660円。新八代は860円。
赤瀬駅の隣は、石打ダムと網田。石打ダムまでは列車で行くと1.2km(営業キロ)ですが、徒歩で行く場合は山を登る、もしくは山を迂回するルートしかないため、そこそこ時間が掛かります。
赤瀬駅の名所案内は「赤瀬海水浴場」。海水浴場が賑わっていた頃は赤瀬駅で乗降する人が多かったらしいが、現在は海水浴場がそもそも開いていない。。。
駅前~国道57号
赤瀬駅前は、広いスペース(駐車場)。ただし、車やバイクは1台も止まっていませんでした。
赤瀬駅前から道が2本続いていますが、どちらも車が1台通れるほどの小さい道。どちらへ行っても国道57号へ行くことができます。ただし、真っすぐ(右側)の道へ行った方が早く行くことができます。
ちなみに、先ほどの場所(分岐点①)を左へ行き、少し歩くともう1つ分岐点へたどり着きます。坂道がありますが、その坂道を登っていくと隣の石打ダム方面へ行くことができます。
分岐点①を真っすぐ(右側)へ進むと急な坂道があります。
赤瀬駅からだと下り坂になっており、この坂を下ると国道57号があります。
国道57号
赤瀬駅から約3分程で国道57号に到着。
国道57号線は、宇土~三角・天草を結ぶ主要道路。片道1車線ですが、車はどんどん通ります。
更に三角方面へ少し歩くとローソン宇土赤瀬町店。
さっきまで秘境駅にいたのに、徒歩数分でローソン。ギャップが凄いです(笑)
国道57号はすぐそばに有明海があり、天気が良ければ普賢岳や熊本港を見渡すことができます。
この時は普賢岳が曇っており、麓しか見えませんでした。
赤瀬駅の出入口は少し分かりにくい所にあり、押しボタン信号が目印。信号機の横にひょっこりと「赤瀬駅➡」と書かれた看板が立っています。
信号機の近くには、産交バスの「赤瀬」バス停もあります。ただ、赤瀬バス停に停車するバスは少なく、赤瀬駅へ来るなら列車の方が便利です。
赤瀬バス停 時刻表(産交バス)
終わりに
国道57号から赤瀬駅に戻る際は、先ほどの逆。坂道を登るので、ホームに着く頃はバテバテ(笑)
帰り間際になって太陽の光。
そういえばホームにいる間、交通量の多い国道57号の車の音は、ほとんど聞こえませんでした。
約40分の滞在でしたが、秘境駅と国道57号のギャップを味わうことができ、なかなか楽しい場所でした。
赤瀬駅へ来るときに乗ってきたキハ40形。その時と同じ列車に乗って熊本へ向かいました。
それでは、今回はここまで('ω')ノ
秘境駅シリーズ
訪問日:2022年7月12日