鉄道

日本最北端の無人駅&木造駅舎のある駅!夜の抜海駅を訪れてみた

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北海道・東日本パス(有効期限7日間)を使用して列車旅を行っていたが、この日が有効期限の最終日。
宗谷本線の普通列車で、昼間に稚内へ到着したのは良いものの、半日使用しないのはもったいないと感じていました。

そこで、数少ない宗谷本線の普通列車で稚内から行ける駅は無いか探していた所、抜海駅に行けそうだ!ということに気付きました。

私自身、9年ぶりに抜海駅へ行ってきましたので、その様子を書いていきます。

最北端の無人駅&木造駅舎のある抜海駅へ

宿泊する稚内駅前のホテルから徒歩で稚内駅へ。
夕方18時前に日本最北端の駅・稚内駅に到着。

到着した時点では乗車予定の名寄行き普通列車はまだ到着していませんでした。

稚内駅のホーム末端にある「最北端の線路」


暇だったので最北端の駅のホームを見学していると、1両編成のキハ54形気動車が回送列車で到着。

最北端の駅・稚内と宗谷本線の普通列車


サボには「宗谷線」と利尻山(利尻富士)が描かれていました。

「宗谷線」のサボと「キハ54」



稚内18:03発⇒抜海18:21着

名寄行きの普通列車は定刻に稚内駅を出発。なお、稚内駅出発時点の車内は私も含め2名だけ。

稚内駅にある宗谷本線の車止め


南稚内駅で稚内駅から乗ったもう一人の方が下車。その代わり、稚内の高校に通っている高校生が10名程度乗車してきました。

南稚内⇒抜海駅間を走行中には、海に沈む夕日がほんの少しだけですが見えました。下の写真よりもう少し紅色で綺麗でした。

宗谷本線の普通列車から海に沈む夕日を見る

夕日を見た後は抜海駅に到着。

抜海駅までの運賃表


北海道・東日本パスを運転手に見せて抜海駅へ下車。抜海駅で下車したのは私だけでした。

抜海駅を出発する宗谷本線の普通列車

構内踏切を渡るのは危険そうだったので、抜海駅を出発する普通列車をお見送り。

抜海駅を去る宗谷本線の普通列車



9年ぶりに抜海駅へ来ました!

抜海駅の駅舎と駅名標

前回、抜海駅に来た時も夕方でしたが今回も夕方の時間帯に到着しました。

夕焼けをバックに抜海駅の木造駅舎。懐かしいです。

上りホームから抜海駅の駅舎を見る

列車が行った後なので、周りはシーンとしていました。

抜海駅の構内踏切から勇知駅方面


太陽が沈み、夜が近づいてきている抜海駅。ホーム上のライトも点灯していました。
なお、9年前の2013年にも同じ場所から写真を撮っていたので、比較してみると面白いかもしれないです。

抜海駅の構内踏切から稚内方面(2022年)
2022年4月19日撮影
抜海駅の構内踏切から稚内方面(2013年)
2013年8月22日撮影



抜海駅の駅舎は後ほど見るので、まずは駅前の道道510号線を海側に歩いてみます。
抜海駅の前には1軒だけ家があります。しかし、それ以外の民家は見渡す限りありません。電柱や街灯はそれなりにありますが・・・。

抜海駅前の道道510号線


駅から10分程歩くと道道106号線と合流。
道の目の前には海が広がっており、本当はここで夕日を見る予定でしたが、既に沈んでしまってました。

道道510号線と道道106号線の合流地点
道道106号線と道道510号線の合流地点

道道106号線まで来ると抜海村が見えます。抜海駅は町中から離れた場所にあるので「秘境駅」といった感じですが、駅から25分程歩くと宿泊施設やアザラシが見れる抜海村へ行くことができます。

抜海村が広がる


広告 : ポツンと秘境駅

夜の抜海駅を楽しむ

道道106号線から再び抜海駅へ戻ってきました。抜海駅に戻ってくる頃には辺りは暗く、抜海駅の駅舎内にも電灯が点いていました。

夜の抜海駅駅舎
2022年4月

夕日に染まる抜海駅(2013年)
2013年8月の抜海駅

後日、2013年に来た時と何が違うかなと探していましたが、「ようこそ抜海駅へ」と描かれているパネルが外されています。


抜海駅の入口上にある駅名標

駅舎上に取り付けられている抜海駅の駅名標。


駅舎内

駅舎内に入り、色々と見て回ります。

抜海駅の駅舎内(左)
抜海駅の駅舎内(右)


抜海駅の出入口の扉は赤く塗られているのが特徴。この辺りは前から変わっていないです。

抜海駅の待合室・出口側の扉


冬になると抜海村へアザラシが来るということもあり、抜海駅の中にはアザラシのぬいぐるみが置いてあります。ぬいぐるみの後ろのポスターもアザラシ。

抜海駅の待合室に置かれているアザラシのぬいぐるみ


抜海駅の発車時刻表。今や稚内方面が3本。幌延・名寄方面が4本と寂しい本数になっています。

2022年現在の抜海駅時刻表(宗谷本線)
2022年4月時点
2013年当時の抜海駅発車時刻表(宗谷本線)
2013年8月の発車時刻表

2013年の時刻表を撮っていたので掲載。この時は上下5本ずつ普通列車が存在していました。


抜海駅からの運賃表

抜海駅からの運賃表。抜海~天塩中川の間は廃駅になった駅が存在している影響で、運賃表が新しいものに置き換えられています。


ホーム

ホームと待合室の中間部分。雰囲気があってとても好みです。

抜海駅待合室とホームとの中間地点

待合室側に柵がありますが、有人改札時代の名残だと思われます。


夜になり、ホームをライトが照らします。

下り線ホームから夜の抜海駅
構内踏切から夜の抜海駅駅舎とホーム


駅舎(ホーム側)の出入口部分だけライトがありませんでした。しかし、駅舎の中は照らされているので、昔の民家のような雰囲気を漂わせています。

下りホームから夜の抜海駅駅舎


ちなみに、前回訪れた時のホーム側の駅舎出入口付近は、下の写真のような感じでした。

2013年の抜海駅駅舎の出入口(ホーム側)
2013年当時

「JR」マークの上に「JR北海道」のステッカーが貼られてましたが、現在は「JR」のマークだけになっています。


明るい時間帯に見る抜海駅も良いですが、夜の抜海駅の雰囲気も良かったです。

上り線ホームから夜の抜海駅駅舎

抜海駅上り線ホーム上にある抜海駅駅名標


そんなこんなで1時間滞在していましたが、抜海駅の探索も終わりの時。
19時29分発の普通列車がライトを照らしながら抜海駅にやってきました。

抜海駅へ到着直前の普通列車

乗車前に到着した普通列車を覗いてみましたが、車内はガラガラ。乗車していたのは1人だけでした。

抜海駅に到着した普通列車


夜の宗谷本線の普通列車は誰も乗っていません。乗っているのは鉄道好きor旅行者だけです。

乗車した普通列車はガラガラの車内

抜海駅19:29発⇒稚内19:49着

抜海駅から夜の宗谷本線を走行、稚内駅へ戻りました。


抜海駅の場所(地図)

上記にも記載していますが、抜海駅の周りは駅前に民家が1件あるだけで、他に民家はありません。その為、最北端の無人駅&秘境駅とも言われています。
ただし、駅前の道道510号線は思っているより車の通りが多く、また道道106号線まで行くと抜海村が見えます。


抜海駅の発車時刻表

本ブログでは、2022年4月時点の時刻をベースに訪れていますが、場合によって異なる場合があるので、詳細は下記の公式ページを確認してください!

抜海駅の発車時刻表(JR北海道の駅発時刻表ページへ移動します!)



終わりに

抜海駅の駅舎を見学中、車で来られた方と遭遇。

関西から出張で稚内に来ていた方で、その方と短い時間でしたがお話しました。その方も鉄道好きで青春18きっぷを使用して色々回られているとのこと。抜海駅も何度か訪れたことはあるが、夜は初めて来たと仰っていました。

その後も色々話しましたが関西の方らしく、話のテンポがとても良かったです(笑)
そして颯爽のように去られました。

ちなみに2013年に抜海駅を訪れた際も関西在住の方とお話しました。その方は自転車で旭川⇒稚内を縦断していると仰っており、自転車や翌日以降の天気の話をした記憶があります。

ということで、抜海駅に行くと関西在住の方とバッタリ遭遇&お話するという、何とも奇遇な体験をしております(笑)

抜海駅に貼られていた「今日も頑張れ宗谷本線」のポスター
抜海駅に貼られていたポスター。見てると面白い


それでは、抜海駅の駅探訪はここまで('ω')ノ


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訪問日:2022年4月19日(火)

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