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【1日3本】九州で一番の秘境駅・宗太郎駅へ行くには延岡での宿泊必須!

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日豊本線の大分県と宮崎県を跨ぐ区間には、宗太郎峠という峠越え区間が存在。その峠越えの途中、大分県最南端の駅にあるのが今回訪れた宗太郎駅です。

宗太郎は秘境駅としても有名であり、また発着する普通列車の数も極端に少ない。その少なさ故、大分県の駅なのに宮崎県延岡市からではないと、列車での訪問は難しくなっています。

今回は、延岡⇔宗太郎で訪れた時の記録です。


1日3本!列車で行くなら早朝のみ

朝6時の延岡駅に到着。延岡は駅伝でも有名な旭化成がある街ということもあり、宮崎空港行きの特急が朝5時から出発しています。

そんな延岡駅から、6時10分発に佐伯行き列車が出発。

延岡駅の出発時刻案内


佐伯行きの普通列車は、延岡駅の一つ前にある南延岡駅が始発。
また、普通列車ですが特急車両の787系が充当されています。

延岡駅に到着する787系普通列車・佐伯行き

この普通列車は日向市・宮崎方面からの列車と全く接続していません。その為、普通列車・佐伯行きへ乗車するには延岡市内の宿泊が必須!

私も延岡駅前にある某ホテルチェーンに1泊しました。



なかなかお目見えすることのできない787系の「普通」幕。大分県内では佐伯行きの普通列車はよく見かけますが、宮崎県側で「佐伯」の方向幕が見れるのも珍しいかと思います。

787系の方向幕(普通・佐伯)
実際は3号車ではなく4号車に乗車

特急車両の787系ということで列車は4両編成ですが、実際には1番前の車両しか乗車できません。佐伯行きでは4号車のみ乗車可能で、3号車~1号車には乗車できません。

また、車掌も乗務しており、切符の拝見に来ていました。



延岡駅から約30分で宗太郎駅に到着。平日の朝早くなので下車するのは私だけ・・・と思っていたら、まさかの他に2名下車!Σ(・□・;)

まさかの出来事でしたが、とりあえず787系の後ろ側を撮影。1~3号車の扉は締め切られており、後方車両はホーム外に停車していました。

宗太郎駅に到着した787系普通列車・佐伯行き


宗太郎駅を出発する普通列車・佐伯行き。787系ということもあり、特急列車が宗太郎駅を通過しているようにも見えます。

佐伯駅に向けて出発する787系普通列車
宗太郎駅を出発する787系普通列車
佐伯駅に向けて出発する787系普通列車


九州で一番の秘境駅・宗太郎駅

大分県最南端の駅、宗太郎。一つ隣の市棚駅は宮崎県の駅になります。

宗太郎駅の駅名標

隣に重岡駅がありますが、宗太郎駅のある地区も住所に「重岡」が付きます。

宗太郎駅の住所:大分県佐伯市宇目大字重岡3542


ホーム

宗太郎駅は峠越え区間ということもあり、周りは森&山。駅前の民家も少数。しかし、秘境駅にしてはホームは綺麗に整備されており、1番ホームの花壇には花も植えれらていました。

宗太郎駅1番ホーム
佐伯方面
宗太郎駅ホーム(延岡方面)
延岡方面



宗太郎駅の1番ホーム前にある運賃箱&運賃表。時刻表と違いポツンと設置されています。
運賃については、延岡まで570円。佐伯まで660円。

宗太郎駅の運賃&切符回収箱と運賃表


ホーム横には小さな小屋があり、その小屋に時刻表が貼られています。

宗太郎駅のホーム&待合室


時刻表&運賃箱

見てください!宗太郎駅の時刻表を!!
本数が少なすぎて、時刻表に文書が3枚も貼られています(笑)

宗太郎駅の時刻表

大分(佐伯行き)方面の列車は2本。先ほど乗車してきた朝6時台の列車と20時台にもう1本あります。そして、延岡方面に関しては1日1本のみ!
朝6時54分発の列車が宗太郎駅・延岡方面の最終列車となります。朝6時が最終列車ということも驚きですが、これに乗り遅れると延岡方面の普通列車に乗れるのは1日後になります。

そして、今回訪れた時間は6時39分(佐伯行き)⇒6時54分(延岡行き)。滞在時間は15分という短い時間。宗太郎駅に着いてからバタバタと行動し、落ち着いて宗太郎駅を見たのは最後の2~3分でした。


駅前&国道10号

宗太郎駅前。駅へのアクセスは、駅前から国道10号線に続いている1本道しかありません。

宗太郎駅前の景色



宗太郎駅前の坂道を下ると佐伯市のコミュニティバス「宗太郎」バス停があります。コミュニティバスと言ってもデマンドバス。利用には前日までの予約が必要。

佐伯市コミュニティバス(宗太郎バス停)
宗太郎バス停(佐伯市コミュニティバス)


宗太郎駅前を通る国道10号線。日豊本線と並行していますが、国道10号線も道なりが険しいです。

宗太郎駅前の国道10号(佐伯方面)
佐伯方面
宗太郎駅前の国道10号(延岡方面)
延岡方面


国道10号を延岡側へ少し進んだところに、宗太郎駅の入口案内と気温計。この時は19度でしたが、山の中にいる為か実際の気温よりも少し寒く感じました。

国道10号線・宗太郎駅案内


宗太郎駅前を流れる鐙川(あぶみがわ)と宗太郎駅前の民家。民家は何件かありますが、車が止まっている家は数える程。車が止まっていない民家は空き地になっていると思われます。

宗太郎地区の家


宗太郎駅の周り
真ん中左辺りが宗太郎駅

宗太郎駅はどこにあるでしょう?
というような所に宗太郎駅は存在します。


延岡行き最終列車

時間が少ないということもあり、鐙川に掛かる橋から猛ダッシュして宗太郎駅へ戻ってきました。

宗太郎駅の階段

15分はあっという間で、延岡行き普通列車の発車時間まで残り5分となっていました。最後にドタバタするのも面倒なので、2番のりば(延岡方面)へ行くことに。


宗太郎駅の駅舎跡地

跨線橋を少し渡ったところから宗太郎駅の入口付近を見ると凸凹している部分があります。昔は駅舎があったのではないかと思われる場所。また、写真の左側の四角いところには公衆電話が設置されていましたが、現在は撤去されています。


跨線橋からの眺め。

宗太郎駅の跨線橋からの眺め(日豊本線・延岡方面)
延岡方面

宗太郎駅の跨線橋からの眺め(宗太郎地区)


6時53分。列車の走行音が山に響く形で宗太郎駅まで聞こえ、そろそろ列車が来ることを合図。ちなみに、ホーム上での到着アナウンスは一切ありませんでした。

宗太郎駅に到着する787系普通列車・延岡行き

宗太郎へ来た時と同じく、787系の普通列車・延岡行きが到着。延岡方面はこの6時54分の普通列車が最終列車となり、次の列車は翌朝の同時刻の列車まで待たないといけません。

この後は、延岡駅で乗り換えたのち宮崎駅へ向かいました。


宗太郎駅の場所


宗太郎駅の時刻表(JR九州)


それでは、今回はここまで('ω')ノ


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訪問日:2022年4月

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