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はやぶさ13号(仙台 ⇒ 函館)
この日は仙台駅よりスタート。
新幹線に乗る前、仙台駅構内にある立ち食いそば屋で腹ごしらえ。
仙台駅名物?の鶏から揚げカレー南蛮そば(ミニご飯付)を頂きました。この時の値段は600円でしたが、から揚げ2個に白ご飯が付いているので、ボリューミーでお腹いっぱいになるには十分すぎるほど。
そばの他にうどんでも販売しているので、今度はうどんで食べてみたいと思います。
ご飯を食べてから新幹線ホームへ。
はやぶさ単体で運行されているはやぶさ13号で新函館北斗へ向かいます。
ホームでしばらく待ったのち、E5系が到着。
主要駅の仙台なので、それなりの乗降がありました。
ご飯を食べたあとだったので、乗車後は少しお昼寝。
新幹線は順調に北上し、青森県内へ。
冬の季節に乗車しましたが、東北新幹線だと八戸辺りから車窓一帯に白い景色が広がり始めます。新青森駅付近は雪が降っていないところを探す方が難しくなります。
新青森駅を出発してから17分。本州と北海道を結ぶ青函トンネルに突入。
青函トンネルにいつ入るか分かりませんでしたが、なんとかトンネルに入る前の景色を撮ることができました。
奥津軽いまべつ駅~青函トンネルの間に幾つもトンネルがあるので、「ここが青函トンネルか」→「違う」の繰り返しになりがち。
青函トンネルの手前、北海道に向かう時は右手側に神社(トンネル神社)が見えるので、神社が見えたらいよいよ青函トンネルと覚えておくとよいでしょう。
青函トンネルに入ると車内の電光掲示板と車内放送で案内があります。
青函トンネルは約20分走行。当たり前ですがトンネル内は真っ暗で何も見えず。ただ、過去に営業していた竜飛海底駅と吉岡海底駅のホームライトは現在も分かりやすく残っており、通過時に駅の名残を感じることができました。
青函トンネルを通過したのち、北海道に上陸。
上陸後、程なく走ると湯の里知内信号場を通過。2014年まで知内駅として営業していましたが、新幹線開業準備に伴い廃止。
信号場として残っているので駅の場所は分かりましたが、駅跡は一切残っていませんでした。
青森~北海道上陸まで曇り空が続いていたものの、ある地点で突然の晴天。
ただ、木古内駅通過後に再び曇り空へ。
天気はコロコロ変わって落ち着きがありませんでした。
右手に函館本線を走る電車が見えてくると新函館北斗に到着。
仙台より2時間26分。新函館北斗に到着。新幹線で北海道に上陸するのは、今回が初めてでした。
新函館北斗駅のホーム端には、見学者用に新幹線の停車時間とH5系・E5系の違いが書かれた説明板がありました。
私はH5系に乗ったことが無いのもそうですが、実際に見たこともありません。
車両数が少ないので、いつか狙って乗ってみたいと思います。
縦の駅名標。サッポロのマークを見ると北海道に来たなという実感が湧きます。
現在の北海道新幹線は新函館北斗までなので、隣駅は木古内駅のみ。札幌まで延伸すると反対側に新八雲駅(仮称)の名前が入る予定。
新函館北斗駅は函館中心街から離れた場所にあるので、函館駅まで在来線で移動。
新幹線といい感じに接続している「快速はこだてライナー」へ乗り換えます。
在来線ホームへ行くと、北海道に来たことを歓迎するかのように大雪。
粒の大きい雪が屋根下まで入り込んできたので、列車に乗り込むときに服が少し真っ白くなっていました(笑)
はこだてライナー用に製造された733系・3両編成。
出発直前は座席が全て埋まっていたので、立って函館まで向かいました。
立つと言っても乗車時間は16分。
快速ということもあり、あっという間に函館駅に到着です。
摩周丸
函館駅到着後は、一度ホテルへ。
チェックインと荷物を置いたのち、摩周丸の記念館(函館市青函連絡船記念館摩周丸)へ。
記念館は閉館時間の1時間前が最終受付。
それを知らず、時間ギリギリに行ってしまいましたが、問題なく入館。
1988年に青函連絡船としての運用を終えて以降、函館で展示されてきた摩周丸。
年月が経っているので、所々で錆が目立ってきています。
摩周丸に乗る際、左手を向くと真正面に函館山。
周囲に高い建物が無いので、近くで函館山を見るには絶好のスポットです。
1965年に三菱重工業神戸造船所で竣工された摩周丸。船内に竣工記念のプレートが展示されています。
船内では切符や模型、制服の展示や青函連絡船の歴史が記述された展示物が至るところに掲示されています。
他にも当時の座席が展示されており、実際に座ることもできます。
鉄道の連絡船ということもあり、座席はいかにも鉄道(国鉄)仕様。
普通席・グリーン席のどちらも座ってみましたが、どちらも現在の座席に通じる硬さ。グリーン車はやはり座り心地が良く、ずっと座っていても疲れを感じさせない席でした。
上の階に上がることができ、4階にはカーペット席(レプリカ)が展示されています。カーペットは靴を脱いで上がって、座ったり寝たりすることもできます。
カーペット席の先には甲板があり、プロペラや救助艇を見ることが可能。ただし、冬季は閉鎖されており、扉越しに見ることになります。
更にカーペットの近くには、JR北海道の駅一覧が書かれた紙が展示されています。
この「613駅の、ホームドラマ。」と書かれた駅一覧は、今は無き駅名や路線が多く記載されています。
年代は不明でしたが、1989年に廃止された天北線・名寄本線・標津線が記載されているので、青函連絡船が廃止になった1988年の営業駅が全て掲載されていると思われます(歌志内線除く)。
営業していない船内は、普段立入ることのできない操舵室や無線通信室に入ることが可能。
当時、使用されていた機器や無線を間近で体感・感じることができます。
操舵室の窓からも函館山・港地区を眺めることができ、当時の出航前の雰囲気を少しながら感じることができます。
じっくり見学していましたが、1時間はあっという間。
蛍の光が流れ始め、閉館お知らせのアナウンスを聞くことになりました。
滅多に聞けない閉館アナウンスを聞きながら下船。
ワンコイン500円でとても満足できる展示内容でした。
甲板は冬季閉鎖で行くことができなかったので、次は雪が降っていない時期に乗船してみたいと思います。
函館市青函連絡船記念館摩周丸(公式ページ)
摩周丸下船後、函館の名物「やきとり弁当」を購入しにハセガワストアへ。
やきとり弁当(4本)に単品で焼鳥を2本購入。やきとり弁当(小)だと少し物足りなく感じることがあるのですが、今回は焼き鳥を6本食べたので普通にお腹いっぱいになりました(笑)
それでは、今回はここまで('ω')ノ
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乗車日:2022年12月