長崎県・壱岐市に来島しており、その帰り道。
壱岐⇔九州本島の交通手段は、船(福岡・佐賀【唐津】)・空路(長崎)。九州本島に行くなら船がポピュラーだが、長崎で野暮用を思い出し、空路を選択。
壱岐⇔長崎空港は、オリエンタルエアブリッジ(ORC)により運航中。
今回は、「OC42:壱岐(IKI)⇒長崎(NGS)」の搭乗記。
目次
壱岐空港
壱岐島・南東の位置にある壱岐空港。
地方にある駅のように、建物はシンプル。屋外にある階段から屋上へ上ることもでき、屋上は展望台になっています。
JAL経由で予約した航空券
2022年10月30日よりJALとORCがコードシェアを開始したことにより、JAL公式ページからORC便の予約が可能に。2023年はJGC修行をやるということもあり、搭乗するORC42便はJAL経由で予約。
コードシェアといっても、壱岐空港にJALの自動チェックイン機は無し。
カウンターでチェックインを行い、航空券の発券を行ってもらったのですが・・・
ORCによる運航、航空券はANAの紙、便名にJAL。
一つの搭乗券に航空会社名が3つも記載されているので、搭乗券がカオスな状態に(笑)
空港内
保安検査場を抜け、待合室へ。
待合室はシンプルで、椅子・飲料自動販売機・ANA自動チェックイン機と最低限の設備。空港内に売店は無いので、食事系は事前に買っておく必要がある。
待合室にある出発時刻案内のディスプレイ。
2023年1月時点、壱岐空港を発着する飛行機は、長崎便の1日2本のみ。
1日2本とかなり本数が少ないのに、ディスプレイ表示される航空会社は豊富(出発時刻の本数 < 航空会社)。
出発時間まで時間があったので、待合室で待機。
待合室で見えた朝日がメチャクチャ綺麗でした。
DHC-8-201
壱岐空港は、滑走路(1,200M)1本と駐機場のみ。
この日、長崎から来たOC41便は、南側のRWY02から着陸。誘導路が無いので、RWY20の端で飛行機を180度回転。
滑走路を逆戻りし、駐機場に戻ってきたボンバルディア DHC-8-200(DHC-8-Q200)。
DHC-8-200は、オリエンタルエアブリッジで長年使用されてきた飛行機。
DHC-8-200は、日本国内で長崎の離島空路でしか乗れない。つまり、オリエンタルエアブリッジ(ORC)しか保有していないことになる。
しかし、ORCが所有しているDHC-8-200は、初飛行から年月がだいぶ経っており、新型機への置き換えが進もうとしている。現に、ORCはATR42-600を2機購入。2023年7月1日から1機、2025年度には、ATR42-600の2機体制を予定。
順調にいくと、DHC-8-200はあと2年で乗れなくなります。
搭乗(機内)
出発時刻の15分前に搭乗開始。
DHCーDHC-8-200への搭乗は徒歩。飛行機を近くで見られるのは、徒歩搭乗の魅力。
機内全体の写真を撮りそこなったので、機内の座席配置図。
機体の右前方にお見合い席(1列目)。2~9列目は、一般的な2×2列席。10列目は5列席(座席数:39席)。
1番後ろの座席は、5列席。真ん中に座席があり、独特な座席配置になっているのが特徴。
座席ポケットにあった安全のしおりは、長年使われているせいか、ボロボロになってました。
IKI ⇒ NGS
搭乗開始から約5分で全員搭乗。搭乗率は6割程度。
座った座席は、ランディングギアの真横。
窓が薄汚れていることもあって、景色が見づらかった。
小型機なので、プッシュされることなく自力で回転、滑走路へ。
滑走路端(RWY02)で180度転回。
壱岐空港は海の近くにあるので、滑走路端まで行くと海水浴場が見えます(RWY02側は錦浜海水浴場、RWY20側は筒城浜)。
8時43分 離陸
綺麗な海を見ながら、壱岐とお別れ。
飛行機は右旋回しながら、高度を上昇。
上空は雲に覆われて、景色を見ることはできませんでした。
上空でシートベルトサインが消灯。
客室乗務員が1名搭乗してましたが、機内巡回を一通り行って着席。そして、シートベルトサイン点灯。
シートベルトサインが消灯されたのは、3分間だけでした。
上昇が終わったかと思えば、離陸して10分後には降下開始。
飛行機は有田・波佐見・川棚の上空を飛行。
大村湾を右斜めに横断。大村湾上空でランディングギアを展開。
9時01分 長崎空港 RWY14着陸
壱岐空港を離陸して20分も経たないうちに、長崎空港へ着陸。
9時07分 長崎空港到着
長崎空港でも徒歩で到着口へ。
天気が良かったので、写真を撮るには絶好な日和でした。
手荷物を受取り、空港前のバス乗り場へ。
長崎県営バスのリムジンバスに乗車。長崎市内へ向かいました。
最後に
ORCが使用しているDHC-8-200の後継として、ANAの地方路線で飛んでいるDHC-8-400があります。
しかし、今回の離陸地である壱岐空港の滑走路が1,200mしか無いこと。また、DHC-8-400は、1,200mでも離着陸可能だが、乗員定員が減る(25名前後)等が影響し、JALの丘珠・鹿児島離島航路で飛行しているATR42-600の導入が決まったようです。
DHC-8-400は、ORCの公式ページを見る限り、あと2年で終了。
しれっと国内唯一飛行している機体の運航終了が近づいてきています。
鉄道の時にも書いていますが、乗れる時に乗っておきましょう!
ORCで新規導入されるATR42-600は、JALの丘珠・但馬・鹿児島の航路でお馴染なので、そこまで特別感は無いと思います。
が、それでもORCとしてどのように運航されるのか楽しみにしてます。
ATR 就航特設サイト(オリエンタルエアブリッジ 公式サイト)
それでは、今回はここまで('ω')ノ
飛行機関連
搭乗日:2023年1月