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横河原線（横河原 ⇒ 松山市）
横河原線の終点 横河原駅は、1899年に開業した歴史の古い駅。2015年から現駅舎が使用されており、それまでは100年以上利用されていた駅舎がありました。
終点の駅ということもあり、隣駅案内は一つだけ。
隣の「愛大医学部南口」と名前の通り、愛媛大学医学部 の南口に駅があります。
現在の横河原駅は1面1線。昔、1面2線か留置線があったと思われるスペースが現在も存在しています。
この時乗車したのは、伊予鉄道3000系。もともと京王で使用されていた車両で、2009年に伊予鉄道へ譲渡。
3000系が製造されたのは1962年度。製造が60年以上前ということもあり、運転台は一昔前という雰囲気が漂っています。
メーターの一番右側に速度計があり、それを見ると80kmが最高速度。伊予鉄の各路線でスピードを出す区間は無いので、80kmで十分なのです。
横河原線は全区間が単線区間。
１５分に１本は運転される区間なので棒線駅は少なく、列車交換可能な駅の方が多くあります。
午前中に乗車したこともあり、途中の駅からぽつぽつと乗車。
隣に人が座るくらい乗車してきたので、途中から松山市駅まで写真を撮るのは一旦中断。
横河原から約30分で中心部・松山市駅に到着。横河原線はここまで。
松山市で多くの人が下車していきました。
横河原線（松山市 ⇒ 高浜）
列車は引き続き高浜駅に向かいますが、松山市～高浜駅間は路線名が変わり高浜線になります。
横河原線とは違い、高浜線は松山市～梅津寺駅まで複線。駅で反対側の列車を待つ必要が無く、駅間で列車の行き違いも発生します。
大手町のすぐ近くでは、ダイヤモンドクロッシングという線路同士が交差する珍しいものが見られます。
直角型の線路交差は、日本でも3箇所だけ。
伊予鉄道の場合、普通電車と路面電車が交差する方式。路面電車側には踏切があり、運が良ければ、踏切で電車通過待ちする路面電車と通過する普通電車という面白い構図を見ることができます。
ただ、残念ながらこの時は運が無く、路面電車がいませんでした。
大手町～古町駅間には、ダイヤモンドクロッシングがもう1か所。
斜め型ですが、古市駅のすぐ近くにあり、しかも同じ普通電車と路面電車がもう１度クロスします。
しかし、ぼけっとしたてせいで写真を撮れず。。。
大手町から古町駅に向かう場合、古町駅に到着する前は、
・左側に路面電車
・右側に高浜線
の線路があります。
古町駅に到着する手前で線路が交差するので、古町駅に着くと
普通電車が左、路面電車が右側に到着
という構図に様変わりします。
古市駅には郊外電車・路面電車の両方の車庫があるので、左右に様々な車両を見ることができます。
古町駅出発後、高浜線は左側に大きくカーブ。
一方の路面電車（市内線）は、少し北側に進んだのち、大きく右カーブし上一万方面に進行します。
古町～衣山駅間では高架線を走行。高架線の下に主要道路がありますが、踏切による渋滞が発生することはありません。
衣山駅手前で高架線を下り、駅に着く頃には再び地上線に戻ります。
三津駅は２面２線ですが、高浜方面のホーム反対側にもう一つホームがあります。
これは臨時用ホームで通常時は使用されていないホームになります。
梅津寺駅の近くに来ると、海のすぐそばは走行。観光客を中心に、この辺りで写真を撮るが多くなります。
梅津寺駅はこのあと訪れたので、その時の様子はまた別に紹介。
梅津寺駅はホームの真横に海と海水浴場がある駅。列車で訪れ、この辺りの風景を見るには持って来いの一つ。
外国人観光客も普通に訪れていて、梅津寺駅を中心にこの辺り一帯が観光地になっているようでした。
今更ですが、3000系の扉上の電光掲示板。
車内は基本的に昔のままですが、扉上の次駅案内だけは最新式になっています。
梅津寺駅～高浜駅は単線区間。
列車も15分に1本なのと高浜駅にホームが一つしかないので、複線化する必要が無いのでしょう。
終着駅なので最後はゆっくりとしたスピードで到着。
横河原駅から52分で高浜駅に到着。約1時間の乗車時間でしたが、山から海・中心部・ダイヤモンドクロッシングのようにオモシロポイントが多数があり、前面展望でなくても飽きることの無い区間でした。
終わり
2024年6月時点で横河原～高浜駅の運賃は760円(22.6km)。
地方といえど、少しお高めな運賃設定。
ただ、横河原～松山市(13.2km)が580円ということを考えると、長く乗れば乗るほどお得になっている。
というより、松山市駅を中心に運賃設定がされているので、ある一定の距離を超えると極端に料金設定が安くなる。
伊予鉄は乗り放題切符が無くなったので、乗り鉄する際には料金で少し頭を悩ませられる路線です。。。
しかし、高浜～横河原～郡中港といったように乗車すれば少しは料金が抑えられるので、松山市駅に用事が無ければ一気に乗り通した方がお得になります。
それでは、今回はここまで('ω')ノ
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乗車日：2024年3月