目次
生駒山上駅
生駒ケーブルに乗車し、絶賛登山中。
ケーブルカーがある場所は「山」ということもあり、かなりの急坂で登っていきます。
生駒山上駅に近づいた頃、本来の目的地である霞ヶ丘駅は存在します。
乗車したケーブルカーは「各停」なので霞ヶ丘駅にも停車。ただ、生駒山上駅まで乗り通したかったので、ここでの降車はスルー。
乗車したケーブルカーは、ケーキにデコレーションされた甘くて美味しそうな車両。食べてみたいですが、実物は食べれませんw
車両名は見た目そのまま「スイート」号。生駒のケーブルカーはこのスイート号以外にも3種類、合計4種類のケーブルカーが走っています。どの車両が来るかは、その時のお楽しみ。
生駒山上駅の駅舎内は赤と黒ベース。山の上にあるのでてっきり緑や茶色ベースかと思っていましたが、特急「ひのとり」のような感じになっていました。
山上駅にある券売機は1台のみ。生駒ケーブルカーでは交通系ICカードの利用は不可なのでもう少しあるかと思いましたが、まさかの最小台数。
そういえば山上駅に限らず、麓の鳥居前駅(近鉄生駒駅の横)も券売機が1台。この日は土曜日でしたが、10時になると切符を購入する列が駅舎外まで来ており、切符を持っていない人はしばらく乗車できない状態になっていました。列を見ましたが、大半が山上にある遊園地来訪者でした。
ちなみに、近鉄週末フリーきっぷを持っていると切符購入列など関係なし。自分は週末フリーきっぷを持っていたので、長い列を横目にさっさと改札へ。運よく、出発間近のケーブルカーに乗車できました。
駅舎はひのとり色でしたが、屋根や駅名標付近は青色。「青の交響曲」に似たような色合いです。
駅の真ん前に「生駒山上遊園地」。遊園地なので、当たり前ですが家族連れやカップルが大半。リア充爆は(ry
遊園地に長くいると「リア充ばく(ry」となってしまうので滞在時間は短め(実際は、色んな路線に乗りたいので長くいる余裕が無かっただけです)。
遊園地の中は自由に行き来可能。景色が見えるところまで行きましたが、生駒市全体やその周辺の景色が見られ、これだけでも来る価値はあったかなと思います。
生駒山上~霞ヶ丘(徒歩)
さて、生駒山上の雰囲気を味わったところで本来の目的地である霞ヶ丘駅へ。
ケーブルカーで霞ヶ丘駅へ行くことはできますが、ここはあえて徒歩で行ってみることに。
生駒山上~霞ヶ丘は、駅のホームで見ると目と鼻の先。
しかし、ここは山の中。山道を歩くことになります。
ルートですが、生駒山上駅の横に自販機が設置されていますが、自販機横に下り道があります。その下り道を真っすぐ降りていきます。
道はあぜ道 or 階段。生駒山上駅付近は近くに駐車場があることもあり、綺麗に整備されています。
中間付近に駐車場。この辺りまでは、比較的簡単に来ることができます。
一本道を挟み、道路向かい側に山道の続きがあります。
駐車場を超えると「山の中にある階段」に変貌。先ほどとは違い階段もガタガタ。下る時は歩きづらいです。
道中には椅子が設置されており、途中休憩も可能。
更に奥まで進むと完全な山道。手すりもあるので、杖が無くても歩けるよう整備されています。
山なので人はあまりいないだろうと思っていましたが、意外と登山客が多く人気が無いということはありませんでした。
生駒山上駅から歩いて10分。一つの分岐点に到着。
霞ヶ丘駅との分岐点ですが、もう片方の道を進めば生駒駅方面に行くことができます。
分岐点から踏切が見える方向が霞ヶ丘駅方面。霞ヶ丘駅は踏切のすぐそばにあります。
霞ヶ丘駅
霞ヶ丘駅まであとちょっとというところですが、踏切前で左右確認。
踏切を渡ろうとした時、地面のケーブルが動き始め、そろそろケーブルカーが動き出すというタイミングでした。
普通の線路とは違い、線路の真ん中にケーブルがあります。このケーブルは、ケーブルカーが動くタイミングで左右どちらかに動きます。
更にケーブルカーが走るところは基本的に山なので傾斜もある。
これ以上渡りにくい踏切は無いのでは、というほどの渡りづらさがありました。
生駒山上駅から歩いて約12分。下り坂だったので、意外とあっさり霞ヶ丘駅に到着。
霞ヶ丘駅周辺は森で住宅は一切なし。
踏切から下を見ると、見下ろすような形でホームや生駒市の街並みを見ることになります。手が滑って物を落とすと果てしないところまで落ちていきそうですw
反対に生駒山上駅方面。こちらは見上げる形になり、隣の生駒山上駅のホームが霞ヶ丘駅からだと見えます。
先ほど乗車していたスイート号が霞ヶ丘駅を通過。車内を見ましたが、朝の下りなので乗車している人はかなり少なめでした。
霞ヶ丘駅の少し先、生駒駅方面にケーブルカーの行き違い場所。
今度来たケーブルカーは音符がたくさん。歌いたくなるケーブルカーということで「ドレミ」という名前が付けられています。
ホーム横から先も登山道が続いており、こちらは先ほど歩いてきた場所よりも難易度が高め。しっかりとした装備が必要だと思い、この先には進んでいません。
天気がいい為か、ホーム見学中に登山客らしき人を見かけました。
列車がいない状態でホーム撮影。
現在は屋根のない状態ですが、2010年まではホーム上に屋根があったようです。あまり利用者がいないためか、設備維持費が勿体なく感じたのか、撤去されて10年以上経っています。
駅は秘境駅として存在感を放っており、ケーブルカーが到着しても乗降する人はほぼいません。
ただし、登山客はたくさん訪れるようで、休憩 or 興味本位で霞ヶ丘駅を見に来る人は結構います。この時も滞在中に2組の人と遭遇しました。
また、登山中におしゃべりしている人の声も結構聞こえてきます。その為、秘境駅といいながら、人気はそれなりにあります。
近鉄の駅なので、近鉄仕様の駅ナンバーが振られています。
霞ヶ丘駅は種別「普通」だけが停車する駅。普通は定期便として運行されており、普通列車は40分に1本。
土日になると定期便以外に「直行」という種別が運行されますが、霞ヶ丘駅と梅屋敷駅は通過。宝山寺と生駒山上駅をノンストップで結ぶケーブルカーとなるので、霞ヶ丘駅で乗降する場合は「普通」に乗車する必要があります。
最後は宝山寺行きのケーブルカーに乗車。乗車したケーブルカーも座席は選び放題。
右側の座席に座り、霞ヶ丘駅を見納めしました。
終わり
霞ヶ丘駅は、秘境駅ながらケーブルカーの本数もそれなりにある。大阪中心部から直通列車が来ている生駒駅経由で訪れられるため、お手軽に訪問が可能。
登山客といった人気もそれなりにあるので、秘境駅に興味を持った人が最初に訪れるべき駅。初心者用の秘境駅といったところでしょうかw
また、生駒ケーブルカーは土日になると本数が多くなるので、ケーブルカーを撮影するスポットとしてもオススメできます。
それでは、今回はここまで('ω')ノ
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訪問日:2024年5月