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道明寺駅
南大阪線と道明寺線が乗り入れる道明寺駅。南大阪線の列車は普通の他に準急も停車します。
道明寺駅の北側を見ると、南大阪線と道明寺線が左右に分かれています。
歴史を遡るともともと道明寺線（河陽鉄道）が先に開業し、あとで南大阪線が開業。その為、右側に曲がる道明寺線の方がカーブが緩やかで南大阪線の方は左に大きくカーブしています。
路線が2つ来ているので、ホームによって駅名標が異なります。南大阪線のホーム(2・3番線)では、次駅が土師ノ里と古市になっています。
一方、1番線のホームは道明寺線専用となっています。その為、隣駅の片方は空欄。もう片方に次駅の柏原南口駅が案内されています。
道明寺線は2駅しかないため車掌が乗務しないワンマン運転が実施されています。ワンマン運転に対応できる車両として、6400系が道明寺線の運用に入っています。
道明寺 ⇒ 柏原南口
行き止まりとなっている道明寺駅1番線より発車。なお、道明寺線は路線名の元である道明寺駅が起点。終点が柏原駅となっています。
右にカーブした後は、石川に沿うように進んでいきます。
車窓ですが、堤防より少し下に路線が敷かれている為、あまり良くありません。左側は石川の向かい側にある建物。右側は住宅街が広がっています。
石川から少し離れて給食センターや船橋浄水場の裏手を走行。このあたりは進行方向に向かって右手に謎スペースがありました。もしかしたら道明寺線の保線拠点として使用されているのかもしれません。
大和川に架かる大和川橋梁。200ｍほどの橋は開業当時からほぼ変わらずに使用されているとか。
そんなこともあり、橋梁含め2018年に土木学会選奨土木遺産に選ばれているそうです。
道明寺駅から2分、大和川橋梁を渡り切ったすぐそばに柏原南口駅。
1面1線の小さな駅ですが、ぼちぼち降車する人がいました。
なお、500mほど東に歩いたところに近鉄大阪線の安堂駅があります。
柏原南口駅を出発して1分後、右手から別の線路が合流。合流する路線はJR関西本線（大和路線）。乗車中の列車が柏原駅に到着する同じタイミングで201系もやってきました。
201系は最近引退多くなってきた国鉄車両の一つ。現在も大和路線で頑張っていますが、引退間近のニュースが出たりといつまで見られるか分かりません。
201系と同じタイミングで柏原駅に到着。道明寺駅から4分とあっという間の乗車でした。
柏原駅はJR西日本の管轄駅ですが、駅名標は近鉄仕様。近鉄の発着するホームはしっかり近鉄仕様で整備されていました。
柏原駅では1番線に近鉄道明寺線。2～4番線が関西本線のホームとなっています。
1・2番ホームが隣接しており、すぐ乗り換えられるよう近鉄・JRの乗り換え改札機がホーム上に設置されています。
ICカードで乗車中の場合、ホーム上にある乗り換え改札機にタッチすることで簡単に列車乗り換えが可能です。
柏原南口 ⇒ 道明寺
道明寺駅に戻ります。
今は2両編成のみでホームが短い道明寺線ですが、昔はもう少し長い列車が来ていたよう。柏原駅の道明寺方は、古いホームの名残があります。
近鉄とJR線が分岐。同じ狭軌ですが別会社なので渡り線はありません。
ただ、もしかしたら昔は渡り線があったかも・・・しれません。
再び大和川橋梁。柏原方面は住宅街なので、こちらも景色はいまひとつ。
留置線と南大阪線が見えてきたら道明寺に到着。
道明寺駅にあっという間に到着。現在は行き止まりのホームに停車していますが、開業当時は古市まで。その後、河内長野まで運転されていたそう。
そんな道明寺線も主要線を南大阪線に譲ったり、路線の分割で路線名が変わったこともあり、現在は2.2kmの短距離路線となっています。
短距離路線の道明寺線ですが、河陽鉄道として開業したのが1898年3月24日。その後、色々ありながら近鉄の路線となっていますが、近鉄の路線となったことで近鉄最古の路線になりました。
2両編成のワンマン運転、路線距離も鋼索線を除いて近鉄で最も短い路線である道明寺線。
ひっそり路線として存続している道明寺線ですが、歴史を思いながら乗車するとまた違った視点が見れるかも・・・？
それでは、今回はここまで('ω')ノ
道明寺駅時刻表（近鉄公式ホームページ）
柏原駅時刻表（近鉄公式ホームページ）
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乗車日：2024年5月