目次
会津若松駅
SLばんえつ物語号の起終点・会津若松駅
この日は7月の下旬ということもあり、昼間は外にいるだけで汗ダラダラ。。。
その会津若松の駅前には、SL「C57」の車輪。
C57は、SLばんえつ物語号で現在も使用されています。
会津若松の駅舎や車輪を見て後は、駅舎内へ。
暑いので長い時間、外を歩き回りたくありません(笑)
駅舎に入って一番目に付いたのは、ペットボトルキャップで作られた「只見線全線再開 2022年10月1日」。
1年前の2021年、E4系Maxが引退する時もペットボトルキャップで作品が作られていました。JR東日本の中の人に、ペットボトルキャップを使ったアートが得意な人がいるのでしょうか?(笑)
会津若松駅の出発案内標。
「SLばんえつ物語」と列車名が綺麗にはいっています。
会津若松駅の駅舎にある待合室で待っていたかったのですが、待合室は満席状態。
駅舎内でやることがないので、出発時間の30分前にホームへ。
C57 180
会津若松駅の4・5番ホームの横にある側線で、SLばんえつ物語号になるSL「C57 180」が準備を行っていました。
ホーム入線
出発の17分前、側線から引き込み線へ移動。引き込み線からはバック運転で会津若松駅3番ホームへ。
後進運転で会津若松駅に入線、まもなく停止というところでSLがもの凄い爆煙!
風向きが左から右。3番 ⇒ 1番ホーム側へ流れており、郡山・喜多方方面の線路が全く見えなくなりました。
煙に被らないよう、離れたところに立っていましたが、それでも若干の煙がこちらに。
ゴホゴホと少し咳込みました(笑)
SLに牽引される12系客車。
1~7号車まであり、1号車が会津若松側・7号車が新津側。
1~6号車は指定席、7号車はグリーン車指定席になります。
会津若松~新津駅のSL停車駅では、昔ながらの駅名標が設置されています。この後も何回か登場します。
12系客車
入線が完了、扉が開いたところで1番乗り場へ。
車内
それでは、客車の中へ。
普通車指定席の客車は、全て4人掛けのボックスシートになっています。
ボックスシートのため、テーブルは窓側に小さく一つあるのみ。グループで乗車する際は良いですが、見知らぬ人と一緒になって場合は譲り合いになります。
4号車(展望車)
4号車は展望車。座席の指定はなく、レストバーやソファーでゆったりすることができます。
また、この4号車には郵便ポストがあり、実際にポストカードや郵便物を投函することが可能。
4号車の1号車(会津若松)側には、フリーチェア(ソファー)が設置されています。
そのフリーチェアから見た車窓。4号車の窓が特殊になっている為か、夕方のような景色になります。
指定席券
SLばんえつ物語号の乗車には、乗車券の他に指定席券(グリーン車の場合はグリーン車指定席券)が必要になります。
1~6号車は指定席券が必要ですが、乗車券にプラス530円で乗車可能。
正直、SLの運行にはお金が掛かっているはずですが、料金530円は安すぎます。
SLばんえつ物語号 乗車記(会津若松 ⇒ 新津)
会津若松 ⇒ 山都
定時に出発したSLばんえつ物語号。
磐梯山を右手に田園地帯を走行。曇りもありましたが、全体を通して天気は良い方でした。
会津若松を出発し、次の停車駅は喜多方。
喜多方では乗車する人もいますが、降りる人もそれなりにいました。会津若松~喜多方の短い区間で「SL試し乗り」や「とりあえずSLに乗ってみたい」欲を満たす需要があるようです。
喜多方を出発する際には黒い煙をまき散らしながら出発。会津若松でも同様の光景が見られます。
喜多方駅を出発してすぐのところに濁川橋梁があります。
SLばんえつ物語号に乗車した10日後、大雨の影響で濁川橋梁が倒壊。2022年9月現在も喜多方~野沢駅間で不通になっています。(2023年4月1日に復旧、再開)
濁川を超えると磐越西線は大きく左カーブ。
喜多方市内や磐梯山を見渡すことが出来、条件が良いと会津若松市内も見渡すことができます。
トンネルに入った時の客車内。
照明の明かりがレトロなので、車内が暗くなるトンネルに入っている時の方が自分的には好み。
喜多方~山都駅間では、「一ノ戸川橋梁」を渡ります。
「この橋から眺める景色は良いなー」と思いながら乗っていましたが、この一戸川橋梁。明治時代の文化遺産、難工事、写真スポットということで結構有名な橋だったみたい。
初めて乗車する区間では、いろいろ知ることが多いです(>_<)
ご飯
しばらくしてから早めの夕食を取ることに。
5号車には売店があり、飲食物やグッズを購入できます。
指定席券が安すぎるので、売店で商品を買って売上貢献することに。
売店では色々販売していますが、ご飯を食べるのでビールを購入。
ビールはサッポロビールの新潟県限定「風味爽快ニシテ」。
※食後にアイスとキーホルダー(1,200円)を購入しました。
前日は山形市内に宿泊しており、この日のルートは
山形 ⇒ 左沢線 ⇒ 左沢 ⇒ 山形 ⇒ 奥羽本線 ⇒ 米沢 ⇒ 山形新幹線 ⇒ 福島 ⇒ 東北本線 ⇒ 郡山 ⇒ 磐越西線 ⇒ 会津若松
という感じ。
その道中、米沢駅で普通列車から山形新幹線「つばさ」に乗り換える際、少し時間があったので米沢駅の名物「牛肉どまん中」弁当を購入していました。
ぎっしり牛肉弁当にさっぱりとしたビール。そして、舞台はSLの車内。
・・・どちらも美味しくいただきました!
野沢 ⇒ 津川
SLばんえつ物語号は順調に進み、途中の停車駅である野沢駅に到着。
車両点検等のため、約10分停車します。
せっかく10分停車するので、ホームに降りて写真タイム。
出発の3~4分前になると、間もなく発車しますとの案内が。
SL「C57」を撮る時間がそんなになかったので、ササッと撮り車内へ戻りました。
そんな野沢駅のホーム上では「宿場の釜めし 野澤宿めし」という釜めしが販売されていました。
野沢駅で客車の扉が開いた瞬間、物凄い勢いで「野澤宿めし」を買いに行く人が何人もいました。
弁当を持参していたので今回は購入しませんでしたが、駅舎側で写真を撮り終え、再び販売所前を通ると売れ切れていました Σ(・□・;)
野沢駅がある西会津の食材をふんだんに使用した釜めし。これは次回乗車時に購入するしかないですね・・・(「道の駅にしあいづ」でも購入できるみたい)。
野沢駅を出発。引き続き、会津地方の田園風景を見ながらまったり。
徳沢駅を通過し少し進んだところで、再び川を渡ります。
徳沢橋梁と呼ばれる鉄橋を渡りますが、福島県と新潟県の県境になります。
徳沢橋梁は緑色の橋梁が目印。
また、福島県側では阿賀川と呼ばれていた川も、新潟県に入ると阿賀野川と呼ばれるようになります。
新潟県に入っても田園風景が広がっています。
田んぼには稲が広がっていて「秋には美味しいお米が出来上がるのかな~」思いながら見ていました。
17時21分 津川駅に到着。
車両点検等のため、15分停車。再び客車から降車し、写真タイム。
津川駅のホームにある「オコジロウの家」
「オコジロウって何だ?」と思ったら、SLばんえつ物語号のイメージキャラクター。
JR東日本のページよりゆるキャラグランプリの紹介ページの方が詳細に紹介されている。。。
SLのC57は大人気なので写真を撮る人がたくさん。
なので人が全くいない跨線橋や駅舎側で写真を撮影。
津川駅のホーム端(会津若松方)には、C57の停止位置目標。非常に分かりやすく、SLの絵が描かれていました。
津川駅ではホームや駅舎を見ることを優先したので、SLを撮る頃には出発まであとわずか。適当に写真を撮ってダッシュで車内へ戻りました。
津川 ⇒ 新津
津川駅を出発してしばらく進むと、国道49号線と並行。
しかし、写真の国道49号線は廃道状態。車は1台も通っておらず人も通ることができません。写真に写っている赤い橋の先にある本尊岩などが危険と判断され、国道49号線は新しいバイパスが開通。国道49号線は別の場所へ移転と同時に、元々の国道は進入禁止・・・。
2021年に初めて通った時、他の道路と明らかに状態や雰囲気が違ったので調べてみましたが、やはりという感じでした。線路のすぐ隣にあるので、なんかもったいないような気がしますが、危険な状態なのでしょうがないですね。
17時54分(2分遅れ) 三川駅を出発
三川駅の近くにある三川中学校は、写真撮影のスポットになっているようで、多くの方がSLにカメラを向けていました。
五泉市内に入ると山々がなくなり、開けた車窓に入ります。
五泉駅の手前には早出川。早出川を渡っている最中、川で遊んでいた多くの人がSLばんえつ物語号に向かっててを振っていました。
五泉駅にも停車し、終点の新津へ。
3時間16分の乗車でしたが、あっという間に時間が流れてしまいました。
18時43分 定刻通りに新津に到着。
新津駅では、普通列車・新潟行きに接続していますが、出発まで15分ほど時間がありました。
列車の中で待っててもあれなので、新津まで運行してくれたSL「C57 180」をもう一度フィルムに。
写真を撮りながら横下から見るSLもカッコいいなと思いました。
SLばんえつ物語 紹介ページ(JR東日本 のってたのしい列車)
というところで、SLばんねつ物語の乗車記は以上!
今回は、会津若松⇒新津駅間で乗車。次に乗車する時は新津⇒会津若松駅間で乗車したいなと思ってます。
1日でも早く乗車できるのを楽しみにしておきます。
それでは('ω')ノ
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乗車日:2022年7月24日