鉄道

【駅探訪】第三セクター移管後に開業した樽見鉄道の終点・樽見駅

スポンサーリンク


1989年開業の樽見駅

岐阜県本巣市にある樽見鉄道・樽見駅。大垣から片道1時間のところに駅はあります。

樽見鉄道樽見駅

本巣~樽見は、1両編成のワンマン運転。

ただ、樽見駅のホームは列車の何倍以上も長く、4両は停車できそうなほど長いです。

樽見駅ホーム

現在の樽見駅は1面2線。

2つある線路のうち、メインは直進コースの線路。もう一つの線路(駐車場側)は、線路が錆びれており、出発信号に×印が貼られていました。

樽見駅ホーム(大垣方)
大垣方

樽見駅はトンネルを抜けてすぐの所にあり、樽見駅の場内信号はトンネルの中に設置されています。


樽見駅の使用されていないホーム
駐車場側の線路

駐車場側の線路は錆びれているが、場内信号や出発信号機は設備としては残っている。今のダイヤだと1線で足りそうだが、桜ダイヤの時や臨時の時に使用されているのだろうか。


樽見駅 モニュメント
おもてなし看板

樽見駅・車止め

樽見鉄道の終点、車止め。
樽見駅ホームより先、線路は長めに取られており、ホーム~車止めは約200mありそうな感じでした。


駅名標(樽見駅)
駅名標

樽見鉄道の会社名にもなっている樽見駅。

樽見駅のある本巣市は縦に長く、樽見駅はちょうど真ん中あたり。樽見駅より北は温見峠があり、温見峠の先は福井県になっています。樽見鉄道の前、国鉄の計画段階では樽見より先も線路が続き、福井県大野市・金沢まで行く計画だった。

国鉄終了時、樽見までの路盤はほぼ完成していたので、第三セクター転換後に樽見まで開業。現在に至っている。

なお、樽見~大野は鉄道で行くことはできないが、並行する道路「国道157号線」で行くことができる。行くことはできるが・・・国道157号は酷道と言われているほど険しく、特に温見峠の前後は、かなり険しい道が待っている(落ちたら死ぬ!!)。
温見峠を越えるのは道路でも大変なので、鉄道で超えることは更に難しかったでしょう(´-ω-`)


時刻表と運賃表

発車時刻表(樽見鉄道樽見駅)
2022年9月の時刻表

樽見駅を発車する列車は、1~2時間に1本。
訪れた2022年9月には、22時36分発の快速列車(本巣行き)が存在したが、現在は無くなっている。


樽見駅からの運賃表
運賃表

樽見~大垣は、営業距離34.5kmで930円。第三セクターということもあり、JRより割高な運賃設定となっている。
ただ、樽見鉄道では1日乗車券も発売されており、大垣~樽見を往復乗車するなら1日乗車券の方が割安。

樽見鉄道HP



樽見鉄道の終端部

乗ってきた列車で折り返すが、待ち時間が20分もあった。

じっとしてても暇なので、樽見鉄道の終端部を見学。

樽見駅・線路の続き


駅近くの高架橋下にあったプレートに「1988-10」の文字。

1988年プレート(樽見駅)

神海~樽見駅の延伸開業が1989年3月25日。延伸開業する半年前に樽見駅周辺の路盤・線路は整備完了されたことになる。


「1978-5」プレート(樽見駅)

線路横の脇道を進むと、樽見鉄道の末端部まで来ることができる。


樽見駅・車止め

流石に線路に上がることはできないので道路から見上げる形になるが、それでも車止めを見ることは可能。


末端部でも線路と小道が交差している。

1979-5のプレート(樽見駅)

高架橋下にも先ほどと同じように完成年月のプレートが、先ほどより早い「1979-5」の文字。
樽見駅の開業は1989年だが、もともとの工事は国鉄時代より始まっていた。そのような経緯もあり、樽見駅周辺の路盤は国鉄時代の1979年に完成していたようだ。

なお、神海~樽見駅の工事は、キングボンビーでおなじみ「日本鉄道建設公団」によって進められている。


終わり

樽見駅・分岐点
分岐地点

たるみ またきてね

線路末端部まで意外と時間が掛かり、往復10分。

気付けば列車の発車時刻が近づいていたので、切りが良いところで撤収。


樽見駅に停車中の普通列車

乗ってきた列車で折り返し。

帰りの車内は、自分と同じ乗り鉄客3人+温泉利用客の数人。行きより少し乗客が増え、大垣へ向かいました。


それでは、今回はここまで('ω')ノ


関連記事


駅訪問記は、他にも色々!

駅巡り一覧はこちら


訪問日:2022年9月

スポンサーリンク

サイト内検索

トップページへ戻る

SNS

    -鉄道
    -, , , ,