旅行記・宿泊記

北アルプスを満喫!富山・立山から黒部ダムへ行ってみた【立山黒部アルペンルート】

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JR東海より発売されている「立山黒部アルペンきっぷ」を使って、立山・黒部を旅行中。

3日目は、立山黒部アルペンルートで立山・黒部ダム。黒部ダムへ行った後、再び富山市内へ戻る行程でした。
今回は、立山~黒部ダムの区間ごとの乗り物、景色を紹介。

立山黒部アルペンルート

駅舎(立山駅)

立山黒部アルペンルート、富山県側の玄関口・立山駅。
立山駅は、富山地方鉄道と立山ケーブルカーが乗り入れています。


立山黒部アルペンルート(ルート図&運賃表)
立山黒部アルペンルート・2022年運賃

駅舎出入口にある窓口では、立山~扇沢までの切符が購入可能。
乗車券の有効期限は、片道・往復ともに5日間。


立山ケーブルカー(立山 ⇒ 美女平)

JRが発売する立山黒部アルペンきっぷは、必ず立山・扇沢の窓口で乗車日当日の乗車整理票を受け取る必要があります。

立山黒部アルペンルート乗車票

今回は立山経由だったので、立山駅窓口で立山黒部アルペンきっぷを提示し、「乗車整理票」を受取り。
立山ケーブルカーは、時間指定の「乗車整理票」が無いと乗車することができません。


立山ケーブルカー

改札を通り、乗車口へ。
朝7時ですが、車内は立ち客が発生するほどの乗車人数。


立山ケーブルカー(立山⇒美女平)

出発時点から物凄い急勾配だが、美女平に進むにつれ更に勾配がきつくなる。

立山ケーブルカーの平均勾配は24度。鉄道で一般的に使われているパーミル(‰)に直すと445パーミル
一般的な鉄道の最大勾配は、箱根登山鉄道(80パーミル【4.6度】)、JR飯田線(40パーミル【2.3度】)。

数字で見てみると、ケーブルカーがどれだけ恐ろしい坂道を登り下りしているを思い知らされます('ω')

立山ケーブルカー

立山ケーブルカー(美女平)

立山~美女平は、1.3km。
7分掛けて登り、美女平に到着。


立山高原バス(美女平 ⇒ 室堂)

立山黒部アルペンルート(室堂行きバス)

美女平~室堂は、立山高原バスにより移動。

道路は整備されているが一般車両は通行不可。バスや許可された車両以外は、通行できない所を走行していきます。


立山黒部アルペンルート(室堂行きバス)称名滝付近
美女平天空ロード(滝見台)

山を登っていくので、道路の形状はクネクネ道。
車酔いしやすい人は要注意。


立山黒部アルペンルート(室堂行きバス)・猿
モンキー

車の通りが少ないので、野生の動物が道路でウロウロ。
この時は野生の猿が道路でくつろいでいて、バスの通行に支障をきたしていました(笑)


立山黒部アルペンルート(室堂行きバス)・薬師岳
薬師岳

立山黒部アルペンルート(室堂行きバス)・雪の大谷
雪の大谷

最大20mを超えることもある雪の大谷。2022年は雪解けが早く4~6mの高さに抑えられていた。


美女平~室堂は、45分かけて走行。
ケーブルカーの乗車人数が多かったこともあり、臨時直行バスが運行されました。


室堂(Part1)

室堂は色んな施設が揃っており、駅・バスターミナル以外にもレストラン・郵便局・ホテル・お土産屋・アウトドア用品店(ノースフェイス)が入っています。

そんな中、建物内にある自動販売機を確認すると・・・

自動販売機(室堂)
飲料 自動販売機

地上と同じ飲料が販売されていますが、地上より料金は高めに設定。
場所を考えると輸送費が掛かるので当然なのかもしれません。


山岳情報(室堂)
山岳情報(室堂)

室堂は、各山岳への玄関口。

室堂の階段に山岳情報が載っており、各山の状況・最新情報が分かるようになっています。



建物内の階段を上がると外に出ることができます。

室堂⇒県道6号
室堂ターミナル屋上展望台

建物の屋上からは、雪の大谷や富山平野を眺望可能。


展望台は、室堂平に通じており、そのまま室堂に整備されている歩道を歩くことができます。

室堂⇒立山

この日の朝は天気が微妙で、山頂を中心に曇り空。
ただ、雨は降っていなかったので、ターミナル近辺を散策。

雷鳥沢

立山玉殿の湧水
立山玉殿の湧水

立山玉殿の湧水は飲用可能。水筒やペットボトルに入れて持っていく登山客もいました。
自分も湧き水を少し飲んでみましたが、冷たく美味しいかったです。


トロリーバス(室堂 ⇒ 大観峰)

トロリーバス(室堂)
トロリーバス

室堂⇔大観峰は、トロリーバスで移動。立山を突き抜けるルートであると同時に、日本唯一のトロリーバスが走っている区間でもある。


立山トンネルトロリーバス(室堂⇒大観峰)
トロリーバスは「鉄道」。左下の制限解除の標識も鉄道仕様

「トロリーバス」は、電車みたいに架線から電気の供給を受け走っている。その為、「バス」の名称であるが「鉄道」の区分になる。
トンネル内をよく見ていると、鉄道ではよく見る標識を見受けられる。


トロリーバス(立山直下・行き違い)
立山直下(トロリーバス行き違い) 2,391m

鉄道らしさと言えば、行き違いも鉄道方式。反対側のバスが通過するまで、所定位置でバスは停車します。
なお、中間の行き違い地点で立山の直下を通過。


大観峰(現在地)

室堂~大観峰は、10分で走行。
大観峰で立山ロープウェイに乗り換え。


大観峰

大観峰(2316m)で少し休憩。

大観峰には展望台があり、黒部平・黒部ダム・黒部周辺の山々といった北アルプス一帯を眺望可能。

大観峰からの景色1
大観峰①

大観峰からの景色2
大観峰②

大観峰からの景色3
大観峰③


大観峰からの景色4・ロープウェイ
大観峰④ 立山ロープウェイ・黒部平

大観峰~黒部平は、立山ロープウェイによって行き来可能。
立山ロープウェイの全区間は、大観峰の展望台より見渡すことができる。


大観峰からの景色・黒部ダム
大観峰⑤ 黒部ダム

黒部平の先に黒部ダム。今からの目的地が大観峰より見渡せる。


ケーブルカー(黒部平 ⇒ 黒部湖)

立山ロープウェイ(大観峰⇒黒部平)

立山ロープウェイの大観峰~黒部平は、距離1.7km・標高差488m。
ロープウェイの中からは、全方向の景色を見ることができ、立山・黒部ダムといった景色を眺めることができる。

立山ロープウェイ(大観峰⇒黒部平)
立山・雄山・大観峰

立山ロープウェイ(大観峰⇒黒部平)

下を見下ろすこともできるが、ロープウェイと地面は少し腰が引けるほどの高さ。
楽しめる人は楽しいし、高所恐怖症の人にとっては・・・\(^o^)/


立山ロープウェイ(大観峰⇒黒部平)

大観峰~黒部平は7分で走行。
標高が約500mも変わると耳が痛くなります(笑)


黒部ケーブルカー(黒部平 ⇒ 黒部湖)

黒部ケーブルカー(黒部平)
黒部ケーブルカー(黒部平)

黒部平~黒部湖は、黒部ケーブルカーで移動。

黒部ケーブルカーは、全距離800m。全ての区間がトンネルで、日本唯一の全線地下式ケーブルカー。

黒部ケーブルカー(黒部平~黒部湖)
黒部ケーブルカー(黒部平~黒部湖)

更に、立山~美女平の立山ケーブルカーより傾斜がキツく、最大勾配31度(パーミルに直すと600‰)。

中間地点で反対側のケーブルカーとすれ違い、黒部平~黒部湖を5分で結びます。


黒部ダム・黒部湖

黒部湖駅からトンネルを歩き、黒部湖・黒部ダムに到着。

黒部湖
黒部湖①
黒部湖2
黒部湖②

黒部湖の標高は1,448m。
標高が高いので暑くもなく、風が少しあったので少し肌寒いという感覚でした。


黒部ダム(黒部湖駅方)
黒部ダム

黒部湖の反対側は、映像で見る機会の多い黒部ダムの放水。
ダムの上は道路になっており、車1~2台は通行できるスペース。日中の時間帯は、歩行者専用と化していました。


黒部ダム・放水
黒部ダムの放水。右下に虹。

近くから黒部ダムの放水

放水観覧ステージ(新展望広場)では、放水を更に近くから見ることができる。
また、天気が良いと綺麗な虹も見れる。


放水観覧ステージ(新展望広場)とは別にもう一つ、展望台休憩所より黒部ダムを眺められる。

展望台休憩所の方が高い所にあるので、黒部ダムの放水・黒部湖・立山を全て一望できる。

黒部湖・黒部ダム
黒部湖・黒部ダム(展望台休憩所から)

黒部ダムから立山
黒部ダムから大観峰・立山

黒部ダムは富山県だが、長野県側の玄関口・扇沢の方が近い。その為、朝の時間帯は、関電トンネルバスの黒部ダム駅より観光客が大勢来ていた。


黒部湖(黒部平)
黒部湖(黒部平)

黒部ダムまで来たところで、この日は終了。

翌日も通る予定だったので、再び同じルートを通って戻りました。


室堂(Part2)

立山ケーブルカー・ロープウェイ、トロリーバスを乗り継ぎ、再び室堂へ。

朝とは違い、昼の室堂は晴天。気温も14~15℃と歩きやすかったので、少し散策してみました。

立山(室堂)
室堂から立山


散策するといっても、散策道は積雪がかなり残っており、一部は氷のような状態になっており歩きづらい。

「みくりが池」の近く
ノーマル靴は危険

自分はノーマル靴を履いておりスリップしやすい所もあったので、安全圏でストップ。


みくりが池(室堂)
みくりが池

近くまで行けなかったが、みくりが池を見ることができた。
遠くからでも池の表面は綺麗だったので、次に行く時は近くで見たいと思う。


立山連峰(室堂)

立山連峰(室堂)

その後も室堂より立山連峰の山々を眺望。

美味しい空気をたくさん吸ったのち、富山市内のホテルへ戻りました。

立山黒部アルペンルート 公式ページ


それでは、今回はここまで('ω')ノ


立山黒部アルペンルートを乗り通す!

黒部湖を遊覧

【遊覧船ガルベ 乗船記】黒部湖から立山連峰や北アルプスの山々を楽しむ!


訪問日:2022年6月28日

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