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駅舎の至る所に切符や名刺がある釧網本線・北浜駅を訪れてみた【オホーツク海が目の前】

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釧網本線の鉄道旅。摩周駅からの続き

【釧網本線・摩周駅】摩周湖の絶景&道の駅摩周温泉でグルメ! 弟子屈町を堪能してきた


目の前にオホーツク海がある釧網本線・北浜駅

釧網本線の普通列車に揺られながら、夕方の原生花園を通過。

原生花園付近を走行中の普通列車網走行き(釧網本線)
原生花園駅付近


摩周駅から約1時間30分。原生花園を過ぎると、次の目的地である北浜駅に到着。

北浜駅までの運賃表

摩周 15:30発 ⇒ 北浜 16:59着(普通 網走行き)



北浜駅に到着。

釧網本線・北浜駅に停車中の普通列車網走行き

北浜駅の目の前にはオホーツク海があります。この日は晴天だったので、降りた時はとても気持ち良い風が流れてきました。


北浜駅を出発した普通列車網走行き

北浜駅を出発した普通列車。オホーツク海に沿いながら、網走へ向かいました。



北浜駅の駅名標。

釧網本線北浜駅の駅名標
釧網本線 北浜駅

北浜駅の次駅である原生花園駅は、冒頭の写真にあった原生花園が見頃の時にしか列車が停車しない駅。毎年5月1日~10月31日に営業する臨時駅です。



北浜駅は1面1線のホームと木造駅舎がある駅。開業は1924年(大正13年)。

北浜駅のホームと駅舎


北浜驛展望台

ホームには北浜驛展望台という展望台が設置されています。

北浜駅展望台


展望台に上ると、ホームから見えていたオホーツク海が更に遠くまで見渡せます。また、知床半島の山々や斜里岳が見えるようになります。

北浜駅展望台からの眺め(ホーム&駅舎)
ホーム&知床半島
釧網本線・北浜駅展望台からの眺め(オホーツク海)
オホーツク海
釧網本線・北浜駅展望台からの眺め(オホーツク海&網走)
網走方面



駅舎

展望台からの景色を見た後は、再びホームへ。

北浜駅は無人駅ですが、駅舎内に旧事務室を改装して造られた喫茶「停車場」があります。ホーム上からでも、喫茶「停車場」の店内を見渡すことができます。

北浜駅の木造駅舎


北海道でよく見る縦書きの駅名標と駅舎出入口(ホーム側)。

北浜駅・駅舎の出入口(ホーム側)



釧網本線の北浜駅を知っている方は多いと思います。有名になった理由の一つとして、待合室の至る所に貼られた名刺や切符

釧網本線北浜駅の駅舎内①
北浜駅の駅舎待合室①
釧網本線北浜駅の駅舎内②
北浜駅の駅舎待合室②
釧網本線北浜駅の駅舎内③
北浜駅の駅舎待合室③

本当に至る所に貼られています!
場所によっては隙間が全くなく、何重にも貼られている所がありまし(^^;;

名刺を見ると有名な企業の人や懐かしい切符など多種多様。この目で一度は見ておきたかった駅舎の一つだったので、この時点で来て良かったと感じてました。



今度は駐車場側から北浜駅の駅舎を見てみます。

北浜駅の駅舎

駅舎は駅であると同時に喫茶店でもあるので、扉上には駅名標。扉横には喫茶「停車場」の看板があります。

また、駅前は大きな駐車場スペースがあり、10台ぐらいは車を止められるでしょうか。
もしかすると、駅の利用者より喫茶店の利用者の方が多いかもしれません。。。



北浜駅の駅舎出入口にある駅名標。だいぶ年季が入っており、錆があちらこちらに。

北浜駅の看板(駅舎)


ちなみに駅舎の横には、もう一つの出入口。

北浜駅の駅舎横にある出入口

こちらも普通に通ることができ、わざわざ駅舎の中に入らなくても通り抜けが可能。このような出入口も無人駅なので問題ありません。


喫茶 停車場(TEISYABA)

一通り北浜駅を見たところで、喫茶「停車場」へ。

北浜駅・停車場のメニュー看板&扉
釧網本線北浜駅の駅舎内にある喫茶停車場
TEISHABA


喫茶店の出入口には、北浜駅&喫茶「停車場」の場所が示されているマット。

喫茶停車場の扉前にあるマット(北海道)



店内に入るとテーブル席が4つほど、カウンター席が数席ありました。
来店した時は他に1組しかいなかったので、テーブル席へ。

釧網本線北浜駅・停車場のボックスシート

テーブル席は昔ながらの鉄道の座席とテーブルが使用されています。また、テーブル席の上は網棚や扇風機があり、国鉄時代の列車に乗っているような感覚になります。



店内を一通り見た後は、料理の注文。
夕食ということで、ガッツリ頂くことに。

注文したのはチーズハンバーグプレート(スープ付き・880円)。

チーズハンバーグプレート(北浜駅・喫茶 停車場)
チーズハンバーグプレート(880円)

まるで食堂車で食べているかのように頂くことができ、更に料理も美味しい。

私が訪れた時はテイクアウトをしている人もいました。旅行客だけでなく、地元の方も利用しているので、本当に美味しいんだろうなと感じました。


お店は日によって営業時間が変わる場合があります。喫茶「停車場」へ行く際は、営業時間と定休日は要チェック!

喫茶 停車場公式ページ

また、入店する際は必ず何かを注文しましょう!




北浜駅のいろいろ

夕食を食べ終えたところで、再び北浜駅を探索。


発車時刻表

釧網本線北浜駅の時刻表
12~14時台は1本も来ません!(2022年5月時点)

北浜駅の列車本数は少なく、釧路方面・網走方面はそれぞれ7本。喫茶「停車場」の営業時間は11時~18時までなので、列車だけで来ようとすると、時間が限られてしまいます。


きっぷ運賃表

釧網本線北浜駅からの運賃表

北浜駅の運賃表は主要駅のみ掲載されていました。


展望台から見る知床連山&網走市内

再びホーム上にある展望台へ。

北浜駅展望台から見える知床連山

夕日に照らされる知床連山を眺めてみました。



若干、電柱と被っていますが斜里岳。釧網本線に乗っていると車窓から眺めることもできます。

北浜駅展望台から見える斜里岳
電柱に被っているが斜里岳

この日の午前中は摩周湖でも斜里岳を見ており、朝、昼、夕と一日通して斜里岳を見ていました。



北浜駅展望台から見える知床連山のうち、斜里岳と同じように存在感を示しているのが海別岳。

北浜駅展望台から見える海別岳
海別岳(うなべつだけ)



知床連山は海別岳から先も続いていますが、距離が遠くなるため、北浜驛展望台からはどんどん見え辛くなります。天候によっては、遠くの景色は見えないかもしれません。

北浜駅展望台から見える知床半島
夕方の知床半島&オホーツク海

この日は遠くの方は霞んでいて、遠くの山はあまり見えませんでした。しかし、知床連山の入口にある斜里岳や海別岳は綺麗に見えたので満足しました!



知床連山の反対側には網走の港、網走港があります。

北浜駅展望台から見える網走港
網走港



網走の方に目を向けると、夕日が沈む様子。夕日に照らされるオホーツク海&釧網本線&網走市内を眺められました。

北浜駅展望台から見る夕日(網走方面)
北浜駅展望台から見る夕日(網走方面)



待合室で見つけた個人的に興味深かった切符&搭乗券

北浜駅で見つけた面白い切符を2つご紹介。


快速ムーンライトえちご&ムーンライトながら

1つ目が、今や絶滅してしまった快速ムーンライト号。その快速ムーンライト号の切符が2つ並んでいるのを発見。

北浜駅の駅舎に貼られているムーンライトえちご・ながらの使用済み切符

左が新宿⇔新潟で運行されていたムーンライトえちご(2014年まで)。右が東京⇔大垣で運行されていたムーンライトながら(2020年まで)。

現在、全てのムーンライト号が運行終了したと思うと、どちらも貴重な切符。更によく見ると、ムーンライトながらの方には喫煙マーク🚬。

私は残念ながら、どちらも乗ったことが無いので羨ましいです(´・ω・`)


日本エアシステム

続いては飛行機の搭乗券。

日本エアシステムの搭乗券
日本エアシステム(JAS)

この搭乗券の注目点は、「日本エアシステム」。日本エアシステムは2004年にJALと統合し、消滅した航空会社。そんな、消滅して約20年近くになった日本エアシステムの搭乗券が北浜駅にありました。

こんな所でお目見えするなんて・・・


他にも、札幌⇔青森で運行されていた急行はまなすの切符などがありました。探しきれていない切符がまだまだあると思うので、時間に余裕がある方は面白い切符を探してみてはいかがでしょうか?


夜の北浜駅

最後に、ライトアップされた駅舎を見て北浜駅とお別れ。

夜の釧網本線北浜駅・駅舎
照明に照らされた北浜駅
夜の釧網本線北浜駅・プラットホーム
ホーム上

照明に照らされた駅舎の待合室も良かったですし、ホーム上から見えた夕焼けも綺麗でした。

道東は遠いところですが、また行きたいと思います。

それでは、今回はここまで


釧網本線の駅探訪&旅行記

【駅探訪】標津線の起点駅だった釧網本線・標茶駅を訪れてみました


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訪問日:2022年5月18日

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