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山形県の秘境駅・面白山高原駅へ
この日は、仙台⇒小牛田⇒(陸羽東線)⇒新庄⇒(奥羽本線・左沢線)⇒左沢⇒面白山高原というルートでやってきました。面白山高原駅に到着する頃には日が暮れかけていました。
面白山高原駅の場所
面白山高原駅は山形県と宮城県の県境、仙山線の山形側にある最後(仙台方面からは最初)の駅となります。標高440メートルの位置にあるということで、4月とはいえ夕方になると寒くなってました。
ちなみに、住所は「山形県山形市」と県庁所在地にある駅になります。
ホームと駅舎
面白山高原駅の仙台方面を見ると仙山トンネルがあります。この仙山トンネルを通っている途中に山形県と宮城県の県境があります。また、途中には面白山信号所があり、トンネルの中で列車の行き違いができるようになっています。
面白山高原駅の駅舎。運賃表が貼っている所は、昔は切符等を販売していた所でしょうか?
面白山高原駅の時刻表。普通列車のみが停車し、快速列車は通過します。
発車時刻は時間帯によってバラバラで、1時間に1~2本走る時もあれば、3時間待ちになる時間帯もあります。
こちらは、面白山トレッキングガイド。山寺方面へ仙山線を沿うように紹介されています。
ホーム上については、一旦ここまでにします。最後にまた、待合室とホーム上からの景色をご紹介します。
面白山高原駅周辺を探索!
廃墟マニアが喜びそうな駅前のリフト
ホームから階段を上がるとしばらく稼働していなそうなリフトが・・・
ここは「スノーパーク面白山」と呼ぶそうで、2009年以降、この山の上にあるスキー場が営業休止しており、それに伴い、駅前のリフトも稼働していないとのこと。
スノーパーク面白山は、周辺の林道が冬期通行止めになることから、鉄道でしか訪れることのできないスキー場だったらしい。
リフトと隣のリフト受付があったであろう建物を近くで撮影。見たところ、リフトのどこかが破壊・落ちているところは無いものの、写真でも分かるほど朽ちている。さすがに12年動いていないとなると、こうなるのも当然でしょう。
また、かつてリフトの受付があったであろう場所は、入口の窓が割れており、風化していってる感じがした。外観は見た感じ綺麗だったが、建物の中は結構散らかっていた。それでも、かつて営業していた時に使用されていたであろう設備が未だに残っていた。
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駅前道路に沿って探索
今度は、先ほどのリフトがあった場所からほんの少し進んだところにあった建物。
宿と食事と書かれているが、調べてみると「藤花山荘」と言うらしい。たまたま行った時が休みの日だったのか、お店は開いていなかった。椅子が机の上に置かれていたが整理整頓されていたので、暖かくなれば、また利用されるのだろう。
お店の隣にあったコカコーラの自販機
「えーっ!電源が付いてないの?!」
しろくまのセリフを真似してみましたw
しろくまが「昼間は95%も電気をカット?!」と言っていますが、そもそも電源がついてないので「冬の時期は100%も電気をカット?!」がここでは正しいのかと(笑)
コカコーラの自動販売機は小銭入れとお札入れのところにテープが貼られていて、間違って投入されないようされていました。 自動販売機は綺麗だったので、こちらも冬期以外は稼働しているのでしょう。
コカコーラの自動販売機前の道から面白山高原駅方面を撮影。自分が行った時は人気がなく、「廃墟跡かな?」と思える感じでしたが、家の周辺は整理整頓されていましたので、むやみに家に近寄ったり、物を触らないようにした方が良さそうです。
近くに「面白山の語源」という説明がありました。気になる方はゆっくり読んでみるといいでしょう。
駅前の道からは滝や渓谷が・・・
今度は、仙山線の上を通っている道路から面白山高原駅のホームを撮影。
こうして見ると、駅が山や渓谷に囲まれているのが分かります。
なお、上記の撮影場所から反対側を見てみると・・・
綺麗に流れている滝がありました。こちらは「藤花の滝」という滝。このブログを書いている時に初めて知りました(笑)
何も知らなかったのですが、冬でも問題ないくらい迫力がありました。
藤花の滝を写真に収めたあとは、再度ホーム上へ。ホーム上には待合室がありますが、待合室に入る前にホーム上から見える渓谷?を見てみました。4月とはいえ、ここにはまだ雪が積もっていました。
秋だと紅葉が綺麗に見えるのでしょうか?周りの木々を見ているとそんな雰囲気を感じました。
待合室を探索し、山形へ
面白山高原駅と駅周辺を十分に散策したので、後は山形方面に行く列車を待つだけでした。時間があったので、待合室で待つことにしました。
待合室の外観とは裏腹に、待合室の中は綺麗でした。ゴミ箱があるので、定期的に回収に来ているのでしょう。
列車が来るまでの間、写真にも写っていますが駅ノートを見て待っていました。
自分自身、駅ノートに書くことはあまりしないのですが、見るのはとても好きです。皆さんの色んな思いが書かれており、なるほどと思うこと。面白いことやたまにトンデモナイことが書かれているので、ついついノートの最初から最後まで読んでしまいます(笑)
駅ノートを見ながらしばらく待った後、仙山トンネルを抜けてきた山形行の普通列車が来ました。この時は6両編成だったので、車内は空いていました。
面白山高原駅のまとめ!
以上で、面白山高原駅の紹介は以上になります。
今回の滞在時間は、
仙台行 17時23分 ⇒ 山形行 17時53分(滞在時間30分)
という感じでした。
面白山高原駅の滞在時間は30分だけでしたが、短い時間でも十分に堪能できました。特に冬期で何もない時期に来たせいか、誰もおらず一人で色々楽しむことができました。また、周囲は川や滝の音しかしなかったので、耳が癒やされました(^^)
今回、面白山高原駅に行った感想としてはこんな感じです
- 周辺は山に囲まれており、冬の時期は何もない。周辺の道路も冬期通行止めの影響で、車が一台も通らない
- 秋の紅葉時期には、駅周辺に紅葉が咲き、近くに滝や川があるので紅葉スポットになる
- 駅前のリフトは2009年以降、全く稼働していないので廃墟状態。廃墟好きの方は是非見た方が良いかと(笑)
- 冬期は自動販売機すら稼働していないので、飲食物は事前に買って持ち込むべき!
- 駅前にトイレがある!
あと、冬期に面白山高原駅に行く時の注意事項としては、こんな感じかと↓
1.4月とはいえ、山の中なので夕方以降はとても寒いです!自分が行った時も時間が進む度に寒くなっていくのを感じました。また、待合室に暖房設備などはないので、暖かい格好をして行った方がいいです!!
2.ホームから川に降りられる階段がありますが、怪我はしないように注意しましょう!冬の時期は救急車が来れません!!
1に関しては、自分が少し薄着で行ったのが悪かったけど、それでも本当に寒かった・・・
冬の時期に面白山高原駅へ行く際は、十分気をつけて行ってくださいね!
それでは、今回はここまで('ω')ノ
秘境駅シリーズ
山形県一の秘境駅
訪問日:2021年4月3日