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特急スペーシア
東武鉄道・浅草駅。
朝の時間帯は通勤・通学の利用客が多い一方、浅草から乗車する人は疎ら。
朝は通勤列車がメインの時間帯。そんな通勤列車に交じり浅草駅から東武日光・会津田島・赤城へ向かう特急が随時出発してきます。
東武100系(特急けごん7号)
日光へ行くので特急けごん7号の特急券を購入。どの時間でも良かったのですが、あえてけごん7号を選択。
特急けごん7号の使用車両は、東武100系。東武100系は、1990年頃に製造されており、使用開始から30年越えの車両。
30年越えということもあり、100系の後継となる新型車両・N100系(スペーシアX)の製造。そして、2023年7月15日より運行開始予定。
何となくですが、東武100系のリミットが近づいてきている印象を持ったので、狙って乗ってみました
スペーシアX(N100系)の運行詳細が決定!(東武鉄道 PDFファイル)
現在の行先表示器は、フルカラーLED。
製造~2014年は方向幕、2014年以降に随時フルカラーLED式の行先表示器に更新された模様。
車体側面に「SPACIA」のロゴ。「I」の部分は、634mの某ツリーになっています。
東武浅草駅の急カーブ
さて、東武浅草駅といえば、北千住寄りのホームが急カーブになっていることで有名な駅。
6両編成のスペーシアですが、1~3号車はカーブ部分に停車。カーブが急ということもあり、車両の中間部はかなりの隙間。
ただ、2号車のドアはホームに近いということもあり、何も設置されていません。
なお、1号車に至ってはドア部分も広い隙間。
「何もない状態だと1号車に乗車する人が大変!」ということもあってか、車いす対応でも使用されそうなスロープが設置されています。
少し話は逸れますが、急カーブによりドアとホームの隙間が広い駅といえば、名古屋鉄道の吉良吉田駅を思い出します。
吉良吉田駅のホーム(名古屋方面)は、ホーム全体が急カーブ。また、普通車しか止まらないということもあり、スペーシアみたいなスロープは全くありません。
スペーシアの1号車もスロープが無い場合、吉良吉田駅みたいになっていたのかな。。。
※感覚的に、隙間の広さは「吉良吉田>東武浅草」。
車内
車内清掃が終わり、列車内へ。
急カーブの威力は凄まじく、1号車⇒2号車を見る場合、2号車の後方は全く見えません。
東武100系の車内は、1~5号車が指定席座席(2×2の4列席)。6号車がコンパートメントルーム(個室)。
私鉄の特急ですが、座席はかなり快適性が高い。足元はフットレストが付いています。
テーブルは、窓側座席は窓下の壁。通路席は肘掛けの収納ボックスにあります。
座席上に読書灯。各座席1つずつ。
浅草 ⇒ 東武日光
浅草駅を発車して間もなく、隅田川の鉄橋。進行方向、左手前方にスペーシアのロゴにも採用されている634mの某ツリーを望めます。
特急けごん7号の途中停車駅、とうきょうスカイツリー・北千住・春日部・栃木・新鹿沼・下今市。
そのうち、北千住から大量乗車。窓側は、ほとんどの座席が埋まりました。
平日に特急けごんに乗りましたが、乗客は観光客というより東京⇒栃木へ日帰り出張、仕事へ向かっている方が多かったです。
そのため、栃木・新鹿沼駅で7~8割の方が降車。新鹿沼~東武日光駅間は、空席が目立っていました。
9時48分 東武日光駅
特急けごん7号は、定刻通りに東武日光駅に到着。
乗った号車はあまり人がいませんでしたが、全体的に見ると東武日光までそれなりに乗客がいました。
日光を歩いて回る
関東の駅百選にも選ばれている東武日光駅の駅舎。三角屋根が特徴で1979年に現行の駅舎になっています。
東武日光駅前には、東武日光軌道線で使用されていた100形が展示されています。
東武日光駅前にある日光観光マップ。
地図の左下に東武日光駅。真ん中に日光山内。東武日光~日光山内まで約2km。
時間もあり、雨も降っていなかったので徒歩で向かいました。
歩いていると感じましたが、冬の日光は東京より標高が高いということもあり、かなり寒い。
冬の時期は、防寒具を着込んでいった方が良いです。
日光山内の手前、玄関口にあたるところに神橋。
この神橋は「日光の社寺」の一つ。つまり、世界遺産の一つ。
世界遺産なのですが、風景として溶け込んでいるので、外を見ないでいるとスルーします。
日光駅方面から訪れる場合、国道119号沿いに赤い鳥居があるので、見逃さないことが重要。
ちなみに、東武日光駅前にあった東武100形は、この辺りを走っていました。
神橋より更へ進み、表参道に到着。
表参道を歩き始めてすぐの所に輪王寺。
拝観料を払うことで、輪王寺の中に入ることも可能。
しかし、外から見るだけで輪王寺を味わうことができたような気がしたので、ここはスルー。
輪王寺から表参道に戻り、東照宮方面へ。
参道の途中で、墨田区にある某ツリー(634m)と同じ標高。この場所は坂道の途中なので、東照宮や二荒山神社のある場所は、更に標高が高くなります。
日光東照宮前の鳥居に到着。
鳥居を抜け、左手を見ると五重塔が建っています。
五重塔を見上げあとは、少し先へ。
階段の前、左手に拝観料受付所があります。
全然知らずに日光東照宮へきたわけですが、拝観料を見ると思っていた以上に・・・
世界遺産なので安い方だと思いますが、今回は日光東照宮もパス。
二荒山神社
拝観料受付所の左手へ進むと、更に奥へ進めるようになっています。
二荒山神社への参道へとなっていたようで、参道を進んだ先に楼門がありました。
なお、楼門の手前に二荒山神社の案内図があります。二荒山神社は、本殿、拝殿、本宮神社、神橋を含めると広範囲になります。
拝殿はもう一つの門である神門の近くにあります。
拝殿にはお賽銭箱が3か所。よほどのことが無い限り、ゆっくり参拝が可能です。
参拝を終え、左手を見ると御本殿への出入口があります。
拝観料は300円。こちらは少し興味があったので拝観受付所で拝観料を支払い、奥へ行ってみました。
有料エリアに入って最初にあるのが、神輿舎(しんよしゃ)。しかし、こちらは修理工事中で観ることはできず。
工事完了が2023年(令和5年)12月25日なので、2023年中の拝観は無理に等しいです。
本社境内一の巨杉。樹齢は約700年、太さ6.35m、高さ60m。
他の木に比べ、一目で違いが分かります。
御神木より先にも進むことができ、少し高いところから本殿を望める場所があります。
場所については、「重要文化財 御本殿 絶景スポット」という看板があり、展望台みたいに台があるので見落とすことはないかと思います。
二荒山神社の最後は、大鳥居。
大鳥居を見た後は、表参道を通り最初に来た場所へ戻ります。
神橋をもう一度観て、日光エリアは終了。
日光市営バスで、日光⇒足尾へ。
社寺で結構歩きましたが、足尾でもかなり歩き回りました。
というところで、今回はここまで('ω')ノ
JR直通・特急スペーシアきぬがわ6号(鬼怒川温泉 ⇒ 池袋)
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訪問日:2022年12月