青森県東津軽郡今別町大字大川平字清川。
本州最北の津軽半島で、同じJRなのに別駅扱いとなる駅が存在する。一つは、JR東日本・津軽線「津軽二股」。もう一つがJR北海道・北海道新幹線「奥津軽いまべつ」。
至近距離にあるこの2駅を訪れてみました。
目次
津軽線 津軽二股駅(JR東日本)
2022年10月時点。津軽線は大雨の影響で蟹田~三厩駅間が不通。
その為、蟹田駅から代行バスで津軽二股(奥津軽いまべつ)駅まで移動してきました。
道の駅いまべつ
代行バスは奥津軽いまべつ駅前のロータリーに停車。ロータリーから徒歩30秒ほどで、道の駅いまべつに到着。
津軽二股駅の隣に道の駅いまべつはあるので、津軽二股駅の駅舎的な役割を果たしています。
道の駅いまべつに入り右上を見ると、津軽線発車時刻表が掲示されています。
上下5本の計10本。本数はかなり少ないので、乗り過ごしは禁物。
ホーム
道の駅いまべつの建物に入らず、横道を進むとJR東日本の津軽線・津軽二股駅。
駅へ続く階段が5段、それと1面1線のホーム。
1面1線のホームは横幅が狭い為、待合室や椅子は設置されていません。
ホーム出入口から三厩方面に向かって伸びる方面。左が道の駅いまべつ。右が北海道新幹線。その間に津軽二股駅のホームがあるので、2つの施設に板挟みにあっているような感じに見えてしまう(笑)
ホーム出入口から青森方面を見ると、北海道新幹線・奥津軽いまべつ駅の施設が見えます。
三厩方面の線路。2か月ほど列車が通っていませんが、意外と綺麗。
昔の津軽二股駅は1面2線だったこともあり、両サイドの線路にY字分岐だった名残が見受けられます。
津軽二股駅の駅名標。真ん中の絵は、津軽海峡(竜飛岬)が描かれています。
津軽今別駅(2013年)
奥津軽いまべつ駅へ移動する前に、前身の津軽今別駅を少しだけ取り上げ。
訪問日は2013年8月。この時には津軽今別駅が無くなることを知っていたので、記念に下車してみました。
青春18きっぷで木古内⇒津軽今別を移動。この時乗車した特急白鳥28号は、津軽今別駅に1日2本停車するうちの1本でした。
津軽今別駅に停車する特急は、先述した通り1日2本。新青森行きは特急白鳥28号と特急白鳥96号が停車していました。
上りホームから出入口へ行くには、構内踏切を渡る必要がありました。
2013年時点は駅周辺で工事が始まっていたものの、まだ初期段階の工事といった感じ。この2年後、2015年8月にホームが撤去されるので、前準備の段階だったのでしょう。
当時の津軽今別駅へは、津軽二股駅ホームの真横にあった踏切を渡る必要がありました。
奥津軽いまべつ駅になって立派な駅舎が建てられたので、2015年まで使用されていた構内踏切や階段は撤去。現在は、ただの草地になっていました。
道の駅いまべつと津軽今別駅。写真右手の空き地になっている場所は、現在は立派な駐車場になっています。
北海道新幹線 奥津軽いまべつ駅(JR北海道)
津軽二股駅を一通り見たところで、今度は北海道新幹線・奥津軽いまべつ駅へ。
奥津軽いまべつ駅は新幹線の駅ということもあり、立派な駅舎が建てられています。
出入口・通路
駅舎に入ってすぐの所に駅案内図とエレベーター。
改札口は駅舎出入口から少し離れた場所、2Fへ登り通路を渡った先にあります。
奥津軽いまべつ駅の営業時間。みどりの窓口と指定席券売機が設置されており、始発前~最終列車出発まで営業されています。
新幹線の秘境駅として名を馳せていますが、終日係員による切符の対応を行ってもらえます。
駅玄関~通路まで通常エレベーターで行き来すると思いますが、階段で登り下りすることもできます。
115段もありますが、良い運動になるので階段で登りました。
登った先(2F)にあるのは改札口~駅舎出入口を結ぶ通路。
通路からは津軽線や海峡線、北海道新幹線の線路を見ることができます。
津軽今別駅の痕跡が何かあるかなと思っていましたが、何もありませんでした。
綺麗に新幹線の秘境駅へ改築されていました。
津軽線・保守基地・海峡線・北海道新幹線の線路を超える必要があるので、意外と距離があります。
改札周辺・ホーム
通路を渡り切ると改札口前へ。
みどりの窓口と同じ場所に指定席券売機(2台)が設置されています。また、みどりの窓口の隣に駅スタンプが設置されています。
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奥津軽いまべつ駅はJR北海道管轄なので、入場券は200円(こども100円)。
みどりの窓口で北の大地の入場券が販売されているので、記念になると思います。
奥津軽いまべつ⇒新青森の切符を購入し、改札へ。同区間の運賃・料金は2,190円(運賃:860円、新幹線特急料金:1,330円)。
乗車するのは「はやぶさ34号」。これを逃すと次の青森・東京方面は19時27分。約4時間も待たないといけません。
奥津軽いまべつ駅は2面3線。1面1線のホームが2つ、ホームの間に通過線があります。
新幹線が来るのを待っていると、貨物列車が狭軌の線路を走行。
奥津軽いまべつ駅を通過していきました。
15時33分 はやぶさ34号が到着。
新幹線の秘境駅と言われてましたが、ホーム上では20~30名の人が新幹線を待っていました。
適当な場所に座り新青森へ。
新青森駅で下車しましたが、ホーム上では多くの人が待っていてビックリしました(笑)
それでは、今回はここまで('ω')ノ
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訪問日:2022年10月17日