鉄道

予讃線特急に使用されるJR四国8600系のグリーン車に乗ってみた(松山 ⇒ 児島)

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8600系

高松~松山の予讃線特急に8000系とともに運用されている8600系は2014年に運転開始。

8600系はつい最近導入された車両だと思っていましたが、気付いたら早10年弱。
JR四国に導入された新型車両ということでいつか乗りたい、乗りたいと思って数年経ってました・・・。

早く乗ってみたい気持ちが高かったので、四国グリーン紀行を使っての四国1周中、特急しおかぜ24号(8600系)に乗車してきました。

特急しおかぜ24号(8600系・松山駅)


2014年もしくは2015年に製造された車両なので、側面の行先表示器はフルカラーLED。

フルカラーLED表示器(8600系・特急しおかぜ24号)


今回、グリーン車の座席を取っていましたが、普通車も見たかったのでまずは普通席へ。

8600系普通車指定席
普通車

座席は2×2列の4列シート。座席の枕は可動式で、JR東日本の新幹線と同じような設備だと思いました。
全席コンセントが付いており普通車でも快適そうなので、乗った時にまた乗車記を書きたいと思います。


グリーン車

そして、今回乗車したグリーン車。JR四国のグリーン車は半室グリーンになっており、座席数は全部で12席。
写真に写っている座席が8600系のグリーン車全席になります。

8600系グリーン車
1列(C席)が山側。2列(A/B席)が海側

8600系グリーン車

在来線ですが、8600系のグリーン車は新幹線に負けないほどの座席幅・快適性を持っていると思います。

また、繁忙期を除きグリーン車に乗車する人があまりいないので、静かさという面でも快適性が上がります。


設備

グリーン車の座席も頭部に可動式枕。リクライニングと可動式枕を上手く活用することで快適な睡眠をゲットすることが可能。

8600系グリーン車座席

また、座席の左上にはライトが付いており、読書灯として使用できます。


2列席の座席と座席の間にはコンセント。1席につき1つ使用可能。1列席にも同様のコンセントが1つ設置されています。

8600系グリーン車 コンセント
コンセント(2人用は座席と座席の間)

今回はグリーン車席のコンセントを書きましたが、普通車も全席コンセントが設置されており、どの席に座っても充電が可能です。


リクライニングはチラッと書きましたが、グリーン車はレッグレストも装備。
後ろに誰もいない時は思いっきり倒すことで快適な座席空間を手に入れられます。

8600系グリーン車座席 各種ボタン


座席の肘掛けを開けるとミニテーブルが取り出し可能。
それほど大きくないので、飲み物や小さい食べ物を置くにはちょうど良いです。

8600系グリーン車座席 ミニテーブル
ミニテーブル

弁当やノートPCといった大きいものを置きたい時は、当然ですが座席背面を使用するのが一番良いです。

8600系の背面テーブルは、他の車両と同じぐらいの大きさです。

8600系グリーン車 座席背面テーブル


背面テーブルの下は、ドリンクホルダーとフットレスト。

8600系グリーン車座席 フットレスト

フットレストの下は空間が無いので、座席下にバックを入れることは不可能。
足を伸ばしたい時は、手荷物を荷物棚に上げておいた方が良いです。


窓は1座席につき1つ。リクライニングしなくても車窓を十分楽しめますが、少しリクライニングをすることで幅が広がり、見える範囲が更に広がります。

8600系座席窓


車内案内表示器は、行先表示器と同じくフルカラーLED。
新幹線と同じようになったので、8000系に比べ列車名・停車駅が見やすくなっています。

8600系グリーン車 LCD掲示板


通路

座席以外の通路も新型車両らしく、多目的トイレや洗面台といった設備がデッキに備え付けられています。

8600系車内トイレ

8600車内洗面台
洗面台

洗面台にはカーテンがあるので、何か整える時にプライベート空間を作ることができます。


8000系と違い、8600系の扉横にはドアボタンが設置されています。

8600系 グリーン車マーク
車両外

8600系車内扉ボタン
車両の中

扉の内外に設置されており、いつでも動作可能。ただ、JR四国では全特急列車に車掌が乗務しており、今のところ出番無し。
ただ、いつかワンマン特急を走らせることを予知しているのかもしれません。。。


特急しおかぜ24号(松山 ⇒ 児島)

特急しおかぜ24号は、松山駅15時28分に出発し、18時11分に岡山駅に到着する。

夕方の時間帯ということもあり、オレンジ色に染まる瀬戸内海が見れると期待していましたが、あいにく曇り空でした。

特急しおかぜ24号 車窓(瀬戸内海)

特急しおかぜ24号 車窓(瀬戸内海)

快適なグリーン車席に乗っていたので、途中ウトウト。。。


気付けば香川県に入っていました。

特急しおかぜ24号 車窓(津島ノ宮駅)
津島ノ宮駅

予讃線の香川県側といえば、1年に2日しか営業されない津島ノ宮駅があります。
※8月4・5日の2日

営業されない日は、特急だろうと普通であろうとスルーされる駅ですが、駅名標や津嶋神社の看板はしっかり立てられています。

特急しおかぜ24号 車窓(津島神社)
津嶋神社

津島ノ宮駅を過ぎると、海側に津嶋神社と神社~陸地を結ぶ橋が見えてきます。津島ノ宮駅の営業日である8月4・5日含め、津嶋神社にて夏季大祭が毎年8月3~5日に行われています。

陸地と津嶋神社のある津島は橋で結ばれていますが、津島に上陸できるのは夏季大祭の期間だけ。大祭以外の期間は、橋桁が剥がされ通行できない状態になっています。


津島ノ宮駅を過ぎた後も、引き続き瀬戸内海の傍を走行。
海の真横を走りますが、陸と陸に挟まれている瀬戸内海の波は穏やか。そんなこともあり、特急はかなりのスピードで飛ばしていきます。

特急しおかぜ24号 車窓(瀬戸内海)

特急しおかぜ24号 車窓(瀬戸内海)


宇多津駅で特急いしづちと切り離し。特急いしづちが高松に向けて先発し、その1分後に宇多津駅を発車。
宇多津駅発車して間もなくすると瀬戸大橋を走行。

特急しおかぜ24号 車窓(瀬戸大橋)

太陽が沈み、景色が見づらい時間帯でしたが、なんとか見えていました。

特急しおかぜ24号 車窓(瀬戸大橋)

特急しおかぜ24号 車窓(瀬戸大橋)

宇多津~児島まで約14分。そのうち、瀬戸大橋を走行する時間は約7分。
瀬戸大橋は長そうですが、思っているよりかは瀬戸大橋を走行する時間は短いです。


JR四国とJR西日本の境界駅である児島駅に到着。
JR四国のフリー切符を持っている場合、岡山県であっても児島まで行くことができます。

児島駅(駅名標)

名残惜しいですが、児島駅で降車。

降車時に先頭車側を見てみましたが、下車したのは自分だけでした。

8600系グリーン車の扉 児島駅


児島はJR四国・西日本の運転士・車掌交代が行われる駅。
1~2分の短時間で引き続ぎが行われ、8600系は終点の岡山に向けて出発していきました。

児島駅(特急しおかぜ24号・8600系)

8600系のグリーン車に初めて乗車しましたが、新幹線のような座席でかなり快適でした。

リクライニングの他にフットレスト・レッグレストがありますが、これらをフルに活用することで本当に快適な睡眠を手に入れられるのではないかと思うほどでした(笑)

8600系特設ページ(JR四国)


それでは、今回はここまで('ω')ノ


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